2014/8/28

3つ星スイーツ

番外編 舞い鶴「ぶどうパン」

舞い鶴の「ぶどうパン(大)」 

<特徴>果たしてこれはパンか、それともぶどうの集合体か――。とにかく、ぶどうが目いっぱいで、切れば次々にぶどうがこぼれ落ちる断面は迫力抜群。

このパンには、100年以上の歴史を誇る、パン・菓子製造道具の老舗「梅村恒次郎商店」に生を受けた梅村恒雄氏・博氏の兄弟の絆が息づく。道具より食べ物自体が好きだった博氏は修行を経て独立し、1980年にこのぶどうパンを開発。多くのぶどうを詰めたのは「子どものころ食べたぶどうパンに、ぶどうが少ししか入っていなかったのを覚えていて、独立したら限界までぶどうを入れてやると思っていたから」と、兄の恒雄氏は語る。

博氏は2006年に他界したが、恒雄氏はこのパンを守り続けた。恒雄氏は「弟は理系で実験好きで『何を混ぜたら、こうなる』などとよくやっていた」と、ぶどうパンを前に遠い目で思いをはせる。このパンからはぶどうとともに、兄弟の尽きせぬ思い出と深い情愛もゆたかにあふれ出している。

<感想>「ナイフを入れると、とにかくぶどうがぎっしりの断面に、衝撃を受けること間違いなし。昔懐かしい味わいのパン生地で、子どもの頃の憧れをかなえてくれるような楽しさがある」(平岩理緒さん)、「どこか懐かしい味わいの食パンがベースなのに、圧倒的なぶどうの存在感に斬新さを感じる」(下井美奈子さん)。

<価格>650円(大サイズの価格、価格が異なる別サイズも。取り寄せ可)

<店舗>東京都文京区湯島3-33-9河原ビル1階(電話03-3836-5406)原則午前8時~午後9時(日曜日、祝日は定休)