日経ウーマノミクス・シンポ、女性の活躍促進議論

2014/11/11

日本経済新聞社は10日、女性の活躍促進などを議論する「日経ウーマノミクス・シンポジウム」を東京・大手町の日経ホールで開いた。

パネルディスカッションで東京海上日動火災保険の吉田正子執行役員は「女性の活躍には制度の充実と管理職の意識改革、働く意欲を高めることの3つが必要だ」と強調した。社内の柔軟な異動制度などを紹介し「新しい仕事にチャレンジできる女性が増えた」と語った。

討論する(左から)吉田、伊藤、パクの各氏(10日、東京・大手町)

積水ハウスの伊藤みどりダイバーシティ推進室長は女性営業職の交流会などの取り組みを進めて「2020年には女性管理職の比率を5%に高めたい」と力説。人材活用コンサルタントのパク・スックチャ氏は「女性の社会進出には男性がもっと家事や育児に関わる必要がある。そのために企業は長時間労働を是正しないといけない」と訴えた。

パネルディスカッションに先立ち、渋沢健コモンズ投信会長が講演した。「女性の活用は数値化が難しいが、中長期的な企業競争力の向上につながる」と話した。

NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の原案者で作家の村岡恵理氏も対談で登壇。ドラマのヒロインで祖母の村岡花子氏の生涯を振り返り、「読書で蓄えた知識は時代を生き抜く力を与えてくれるというメッセージを受け取った」と語った。