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夕食作り15分 共働きに笑顔 時短調理の達人に学ぶ

2014/10/15

家族の食事は手作りしたいけれど時間がない。共働き夫婦はこんな悩みを抱えることが少なくない。料理研究家の田内しょうこさんも、かつてその一人だった。2人の子を育てながら編み出したのは、夕食の一汁二菜を15分で仕上げる調理術。コツと技に込めた思いを聞いた。
料理研究家の田内しょうこさん

――時短料理を意識するようになったのは。

「長女が保育園に通い始めたころからです。出版社の編集者だったので、午後6時以降に打ち合わせをするのが当たり前。娘を迎えに行って帰宅すると午後8時過ぎということが珍しくなかった。おなかがすいたと娘が泣いたり、あわてて炊きたてのご飯をひっくり返したり。それでも早くおいしい夕食を食べさせられるように工夫を重ね、調理を分割する方法にたどり着きました」

■調理は5段階

――わずか15分で夕食をつくる。そこまで短縮する必要がありますか。

「ある会社に依頼されたときは正直、私もそんなニーズがあるのかと驚きました。でも、子を育てながら働く母親は帰宅して寝るまでの2、3時間で食事や入浴、寝かしつけなどをこなす。料理に30分も使えないと感じるのは当然ともいえる。家族の介護をされる方も同じ感覚だと聞きます」

――時短調理のポイントを教えてください。

「基本は調理作業の分割と先取り。料理の流れを(1)素材を切る(2)下味をつける(3)加熱(4)味付け(5)保存――の5段階に分け、余裕のある時に5分ずつ先に下ごしらえしておくのです。明日、あさっての仕事を今日5分だけやる感じ。時間がかかる野菜の下処理や肉の加熱は前日までに済ませるようにしています」

「材料を選べる安心感から、インスタント食品を使わないことにこだわっています。一からすべて作ろうとすると、15分では親子丼や野菜いためが精いっぱいですが、インスタント食品と同じような役割をするソースや常備菜を作っておけば幅は広がります」

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