ご当地アイドル激戦区「ナゴヤ」 その伝統?と背景

2014/11/8

大ナゴヤを行く

AKB48やNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」人気で、全国各地で誕生した「ご当地アイドル」。名古屋市を中心とした愛知県は全国有数の激戦地とされている。なぜ、ご当地アイドルが乱立するのか。戦国時代、自動車産業を中心としたものづくりの集積地という愛知県特有の背景事情が浮かび上がってくるようだ。
ステージに立つ「アイドル教室」(写真上)は、店ですしを握り、接客し、踊りを披露する(名古屋市中区)

名古屋市中区新栄にあるすし店「寿司処五一」。毎週日曜の午後になると、100人近くの男性が一挙に集結し、周囲は熱気に包まれる。お目当ては7人組の女性アイドルグループ「アイドル教室」だ。

アイドル教室はかつてプロのシンガーソングライターを目指していた同店の3代目店主、梅村紀之さんが2009年に立ち上げた。活動の拠点は五一。4階にあったカラオケ喫茶をライブハウスに改装。1~3階の客席ではファンが食事をすることができ、メンバーが配膳するイベントも。すし店がファンとの交流の場になっている。

ショッピングモールで歌うLOVEINA30(愛知県稲沢市)

立ち上げからしばらくはライブに来る客は「20人いるかいないか」(梅村さん)。それでも「すしドル」としてインターネット上で口コミが広がり、今では安定して100人程度を集客できる存在にまで成長した。

アイドルの最大市場は首都圏で、アイドル教室も東京でイベントに出ることが増えた。将来的には東京に本格進出することも考えているが、今の拠点は名古屋。梅村さんは「ネットでイベントなどを告知することができ、全国からファンを集めることは可能」と、名古屋での活動にも問題がないことを強調する。

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