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名古屋城天守閣に木造復元構想 シャチホコも揺れる 市長が推進も課題は山積

2014/10/27

「尾張名古屋は城でもつ」とうたわれる名古屋城(名古屋市)。金のシャチホコが載る天守閣を木造復元する構想が揺れている。復元を公約に掲げた河村たかし市長は「名古屋の新たな魅力にする」と意気込むが、最大400億円にのぼる巨額の工事費の確保など課題は少なくない。改修か復元か。日本三名城にも数えられる名古屋のシンボルの行く末はどうなるのか。
改修か復元かで揺れる名古屋城
焼失前の名古屋城外観と内部(名古屋城総合事務所提供)

名古屋城のエレベーター

コンクリートの床は温かみのある板張りに変わり、開放感のある天井に張り巡らされた太い柱からはヒノキの香りが漂う。階段を一歩ずつ踏みしめて最上階へ上り、城下の眺望を独り占め――。木造復元が実現すれば、こんな「殿様気分」の観光が楽しめるかもしれない。

河村市長は9月上旬、名古屋市内で開かれた木造復元について話し合うフォーラムに出席し、集まった100人超の市民に「東京五輪に間に合わせるためには、来年度から計画を進める必要がある」と力説。「(復元が実現すれば)おらがまちの最大の自慢になる」と鼻息は荒い。

天守閣は1945年5月の空襲で焼失。戦後に市民から再建を望む声が上がり、59年に完成した。鉄骨鉄筋コンクリートでの再建に「二度と燃えたり壊れたりしないように」との願いが込められているという。

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