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信長生誕地は名古屋近郊「勝幡城」 有力説に地元わく

2014/9/22

 戦国時代の三英傑の1人といえば、織田信長。今年、生誕480年を迎えた。明智光秀に討たれた最期の地は本能寺であることは有名だが、生誕地はあまり知られていない。これまで諸説あったが、最近では、愛知県愛西市と稲沢市にまたがる形で存在した勝幡(しょばた)城だったという説が有力に。折からの歴史ブームに乗り、地元では「生誕の地」をアピールする動きも出てきた。信長ブームに沸く地元を訪ねてみた。
織田信秀と土田御前に抱かれた幼少期の信長像(愛知県愛西市)。勝幡には名鉄名古屋駅から津島線方面の電車に乗って20分ほどで到着

 勝幡城は名古屋城(名古屋市)から西に直線距離で15キロメートル弱の場所にある。大正時代にできた石碑などがぽつんと立つだけで、残念ながら往時のおもかげを残すものはほとんどない。

街道沿いにあるNPO「信長誕生を育む会」の事務所

 そんな城跡がここ数年、信長が生まれた場所として、地元を中心にがぜん注目を集めている。2010年には地元の住民が中心となって「信長生誕を育む会」を設立、翌年にはNPO法人化した。

 同団体は盛り上げの機運を作ろうと、信長などにふんして演舞する「うつけ隊」を設置。今年5月には地元の小学校を会場に「信長生誕480年祭」も開いた。理事長の恒川鋭夫さんは「信長の生誕地として町おこしにつなげたい」と意気込む。

 地元自治体も呼応する。愛西市は13年度までの名古屋鉄道勝幡駅前の再整備事業の中で、父の織田信秀と、母の土田御前に抱きかかえられた赤ん坊の信長(幼名は吉法師)の銅像を設置。その近くには、勝幡城の復元模型や、地元の芸術家が石を切り絵のように敷き詰めて描いた「水郷の吉法師」という壁画も置いた。

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