2014/9/22

大ナゴヤを行く

駅反対側にあるショッピングセンター「ピアゴ勝幡店」にあるクレープ店「フォーシーズン」。ここでは「信長メニュー」が売りものだ。愛西市の特産だったショウガを使った「信長ジンジャエール」(290円)や、アイスやそばを使ったクレープなどでかぶとをかたどったデザート「信長かぶと」(500円)、地元の野菜を使った「信長あいさいさんガレット」(750円)などを用意する。

(左から)信長かぶと(500円)、信長ジンジャエール(290円)、信長あいさいさんガレット(750円)、信長あいさいさんバーガー(500円)

信長が茶の湯を好んだのにちなんで抹茶を使ったクレープ(490円)も今年8月から販売を開始。店舗を運営する津島興業(愛知県愛西市)の遠山慈さんは「地元農産物と信長を結びつけ地域貢献したい」と話す。

駅からの道には、ところどころに勝幡城址への案内が描かれている

こうした信長生誕地を武器にした町おこしは始まったばかり。最寄りの勝幡駅から勝幡城の跡地までの1キロメートルあまりの道のりには、道路の中に案内プレートが埋め込まれているだけで、観光ルートとしては整っているとは言いがたい。恒川さんは「生誕祭を継続するなど、実績を積み重ね、もっとたくさんの人に関心をもってもらえるようにしたい」と語る。

戦国時代の舞台となった名所・旧跡が残る中部地方。地元でもあまり知られていない「生誕の地」は、歴史好きにはたまらないかもしれない。

信長生誕地の勝幡城説が有力となったのは、愛西市教育委員会社会教育課の課長補佐を務める石田泰弘さんが、1992年に発表した論文がきっかけだ。それまでは現在の名古屋城二の丸(名古屋市中区)付近にあったとされる那古屋城生誕説が一般的だった。

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