N
くらし&ハウス
暮らしの知恵

ハナコ世代、「輝き」求め活動活発に「読み解き現代消費」執筆者が2015年に注目

2014/12/24

暮らしの知恵

「消費に新たな主役」「リアルの復権」「新常識の芽生え」――。本紙夕刊「トレンド&プライス面」の連載コラム「読み解き現代消費」の執筆者8人に「2015年に注目するモノ・コト」を挙げてもらったところ、この3つのトレンドが浮かび上がった。各執筆者の「読み」を詳しく紹介しよう。

団塊世代はアウトドア生活志向強まる

ハナコ世代の子供たち(ハナコジュニア)の結婚式は母親の影響を受けて派手めになる可能性もある

15年は「戦後70年」という節目の年。戦後の消費市場で存在感を示してきた「ハナコ世代」と「団塊世代」も共に大きな節目を迎える。

バブル期に青春を謳歌した高度消費社会の申し子であるハナコ世代が、いよいよ50代後半に突入。小原直花氏は「ハナコ世代向けのファッションブランドやコミュニティーのブームが到来する」と予測する。住宅ローンや子供の教育費などから徐々に解放され始めた彼女たちが、子供の独立や自身のリタイアなど新たなステージを迎え、自分の「居場所」を確保するための活動を活発化。「自分を輝かせてくれるもの」の充実を求める声が高まるはず、と小原氏はみる。

団塊世代の大半が15年に65歳を超える。彼らの意識のなかで台頭してくるのが「孫」と「終活」だ。

「団塊世代を起点に、その孫までの『新3世代消費』が本格化する」と言うのは阪本節郎氏。阪本氏が特に注目するのが、豪華なキャンピングカーや高級ホテルのような施設でアウトドア生活を楽しむ「グランピング」だ。ここ数年、団塊世代は軽自動車を改造したキャンピングカーの人気をもたらした。「ここに団塊ジュニア親子のキャンプ好きが掛け合わせされ、どこまで広がるのか、興味深い」と指摘する。

「終活意識を高めた団塊世代が身の回りの断捨離を進める結果、『お片付け関連サービス』やトランクルームなどの『お預かりサービス』が人気を集める」と牛窪恵氏。郊外の自宅を処分し、利便性を求めて都市部へ移住するようなシニア層が、もはや不要なものとぜひ残しておきたいものを仕分けし、郊外のトランクルームなどに預かってもらうようになるとみる。

注目記事
次のページ
シニア発トレンド、全世代に波及も