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電動歯ブラシ、機能操り「ゴシゴシ」卒業

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NIKKEI STYLE

 「磨けていませんねえ」。3カ月に1度の歯科医の定期検診ではいつも、いかにきちんと歯磨きができていないかを思い知らされる。歯ぐきが腫れてブラッシングすると出血することも。電動歯ブラシを使えば、もっと「美しい歯」になるだろうか。売れ筋の機種を試しつつ、効果的な使い方を探った。

「電動歯ブラシはうまく使えば歯こうを効率よく落とせるし、丁寧な歯磨き習慣のきっかけになる。歯列矯正中の人には特にお勧め」。近藤歯科医院(東京・千代田)の近藤紀之院長は言う。

「まずは手ごろな製品を試してみては。興味がわいたら上位機種を選ぶとよい」(近藤院長)。歯や歯ぐきを傷めないか不安だが「今のブラシ素材なら心配ない」という。

記者は普段は手磨きで、電動歯ブラシは使ったことがない。近藤院長の言葉に従い、まずは3000円ほどのオムロン「メディクリーン」を手に入れた。見た目は一般の歯ブラシより一回り大きいくらい。歯こうに色が付く液を口に含み自己流で磨いてみた。

歯1本わずか2秒 根元狙って斜めに

まず驚いたのがその振動だ。歯や下の骨に直接当たるようで刺激が強い。あわてて口から出すと、高速回転するブラシから、歯磨き粉が洗面台に飛び散った。電動歯ブラシは口の中でスイッチをオンオフするのが基本だ。なんとか一通り磨いて、歯を見れば、根元や歯の隙間にピンクの歯こう液が残っている。それを見ながら、改めてブラシを当てるとすっきり落ちた。

次に試したのはパナソニックの「ドルツ」。価格はオムロンの約6倍だが、低刺激のソフトモードがある。売りは高速の音波振動と約0.02ミリの極細毛ブラシ。これで歯周ポケットといわれる歯の根元と歯ぐきの隙間に入り込んだ歯こうをかき出し、歯周病を予防するという。「日本の成人の約8割は歯周病にかかっている」(パナソニック商品企画グループの細川慎さん)というから、魅力を感じる人は多そうだ。

使い方はゴシゴシこすらず「毛先がつぶれないくらいに歯に当て、少しずつ移動させる」のがポイント。一つの歯につき1~2秒。歯と歯ぐきの間を狙ってブラシを当てるのがコツという。ブラシが歯の斜め45度に当たるよう意識して、一本一本ゆっくり動かしていくと、歯の根元の染色液はきれいにとれた。なんだかとても気分がよい。

色・ツヤ・歯ぐき 多彩なモード搭載

歯ぐきをリズミカルにたたくような動作の「ガムケア」モードも試してみると、気持ちが良い。1週間ほど使ううちに歯ぐきの出血もなくなった。歯肉炎が気になる記者には、この機種がよいかも。持ちやすく、置き台の手入れも楽。1時間でフル充電でき、電池切れしても、2分充電すれば1回磨けるという。

フィリップスの「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン」はどうか。今回試した中では一番大ぶりの機種で、最も価格も高い。振動数は1分間で3万1000回。唾液の中で音波水流を起こし、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間の歯こうを落とす。フル充電すれば、1日2回の使用なら3週間使い続けられる。

モードも多彩。刺激の少ない「センシティブ」と歯ぐきのための「ガムケア」に加え、コーヒーなどの色素沈着を防ぐ「ホワイト」、表面にツヤを出す「ポリッシュ」も備える。好みで細かく切り替えられるので、家族で共有するのにも良さそう。ただし、歯がデリケートな11歳以下は使用を避けた方がよいという。

「歯磨き粉はつけなくてもよい」と話すのは、フィリップスのセールススーパーバイザーで、歯科衛生士の資格を持つ上村泰子さん。つけないと磨いた気にならない人も「毛先に5ミリ程度」にとどめよう。ちょっと多めにつけて使ってみたら、口の中が泡だらけになってしまった。

約3週間、毎日それぞれの電動歯ブラシを使い続けてから、かかり付けの歯科医院でチェックしてもらう。「以前の磨き残しが60%としたら、40%くらいにはなった。歯ぐきの腫れも改善した」との評価をもらった。一方で「内側の歯がまだ磨けていない」と厳しい指摘も。磨き方にはまだ改善の余地がある、ということか。

たとえば、自分にあった付け替えブラシを探すのも一案だろう。歯並びやあごの大きさ、歯肉などのタイプに合わせて選ぶことが大切。歯の段差が大きい人は小さめのブラシ、歯肉が薄い人は柔らかいタイプが向いているという。ブラシの交換時期を守ることも大事だ。どの機種もおよそ3カ月程度。「決められた期間で交換しないと除去効率が悪くなる」(近藤院長)

電動歯ブラシが手磨きより格段に楽なのは確かだが、それで十分ということではない。さらに細かいところまで磨けるよう工夫すると同時に、ついサボりがちなデンタルフロスも習慣づけようと心に決めた。

記者のつぶやき

「一歯入魂」継続誓う


当初はあわてふためいた電動ブラシの刺激も、数日使い続けると慣れた。磨いた後は歯がツルっとなり、口の中がサッパリする。力をかける必要もない。鏡を見ながら歯にブラシを当てることで一本一本に意識が向くようになった。
 虫歯の治療、歯列矯正やインプラントなど、これまで歯にどれだけのお金と時間を費やしたか分からない。「もっと歯を大事にすればよかった」。人生の後悔の一つだ。「妊娠・出産、更年期と女性はホルモンバランスが崩れやすい時期があり、歯にダメージを受けやすい」と上村さん。日々のケアが重要と痛感し、今は就寝中のマウスピースも欠かさない。
(関優子)

[日経プラスワン2016年4月9日付]

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