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電飾・小物で「マイXマス」 玄関や出窓を楽しく飾る

2015/12/12 日本経済新聞 夕刊

 クリスマスシーズンがやってきた。街のイベントに参加するのもよいが、家族や親しい友人たちと自宅で過ごすのも楽しい。屋外、室内の電飾やクリスマスツリーなどの飾り付けからサンタクロースからの手紙まで、生活の場を華やかなクリスマス色に染める様々な仕掛けを探った。
家の木に、温かみのある電球色のLEDを取り付けた(横浜市の福田さん宅)

 「今年はオレンジの電球色の電飾を庭につけた。ギラギラしないように心がけている」と話すのは横浜市で戸建て住宅に住む福田信男さん(66)。毎年11月末になると、自宅の木をイルミネーションで飾る。通りかかった近所に住む会社員の女性(33)は「イルミネーションを見ると『もうクリスマスの季節なんだな』と感じられて良いですね」と笑顔で話した。

 福田さんは、木に取り付ける電飾や球体などの飾りを毎年6千円ほどかけて一部分ずつ更新している。電飾は数年前、豆電球から発光ダイオード(LED)に切り替えた。そのときには2万円ほどかかったという。

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 LEDは電球色のものを積極的に取り入れた。主流の青や白は冬らしさを演出するのには向いているが、寒さも感じさせる。電球色を選べば温かみと同時に、昔懐かしい雰囲気も楽しめる。

 福田さんは妻と協力して3時間ほどかけて、庭の木に電飾を巻き付けたり、飾りをつけたりした。木は年々成長して高くなっていく。福田さんは「意外に危ない。1人ではとてもできない」と話す。LEDの電飾は、クリスマスを過ぎたら再び夫婦で外す。部屋の床下の収納部分にしまっておき、大半はまた1年後に使うそうだ。

 小物を家のあちらこちらに置いておけば、気分はもうクリスマス。

玄関に小物を置くだけでクリスマス気分が盛り上がる

 千葉県船橋市の女性会社員(41)は、室内に小さなツリーを置き、さらに玄関や出窓、トイレにもサンタクロースなどの小物を飾った。「子どももクリスマスを楽しみにしている。目につくところに置くと気分が盛り上がる」と話す。都内の会社員の女性(40)も、玄関にクリスマスをイメージした小物を置いている。「お客さんに楽しんでもらえるようにと思って」

 こうした小さい飾り物は、テーブルなど日常生活の邪魔になりやすいところにはなるべく置かない。いくつもある電源コードは子どもが引っかけないようテープで束ねる。

 定番ともいえる室内用のツリーは今年、小ぶりのものが人気という。テーブルや出窓などに置ける高さ30~40センチメートルほどの小型タイプだ。以前は1.5~2メートル前後のものを飾る人が多かったそうだ。「クリスマスを少人数で過ごす人が増えていて、関連グッズもそうした傾向に対応したものが多い」(東急ハンズ渋谷店の木村隆利さん)

メッセージカードは立体型が主流(東京・渋谷の東急ハンズ)

 小さなツリーと一緒に部屋をより華やかに彩るのがスノードーム。丸く透明な容器の中に人形や小さな白い粒などが入っており、振るとまるで雪が降っているかのよう。最近は細部にこだわった彫刻が施されているものを求める人が増えている。本格的なものは2千~3千円で購入できる。

 中を開くとツリーなどが立体的に出てくるタイプのクリスマスカードは、部屋に飾ってもきれいだ。様々なデザインがあり、相手のイメージに合わせて選ぶといいだろう。

 子どもや孫がいるなら、クリスマス当日に「サンタさんからの手紙」を贈ると喜ばれそう。

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 スカットコミュニケーションズ(栃木県那須町)は、フィンランドのサンタクロースからの手紙を取り次ぐサービスを展開している。

 価格は1500円(税・送料込み)。サンタからの手紙の内容は幼児向け、子ども向け、大人向けに分かれていて、それぞれに日本語版と英語版がある。60字までなら注文者がオリジナルのメッセージを追加することもできる。毎年4万~5万通の申し込みがあるという。

■事前の準備で片付け楽に
 パーティーを開くときは、あらかじめ片付けの役割分担をはっきり決めておくといい。部屋の片隅にゴミ袋を数枚広げておけば片付けも簡単になる。スノードームなどは、しまわないでそのまま冬のインテリアとして置いておいてもいい。

(商品部 福島悠太)

[日本経済新聞夕刊2015年12月9日付]

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