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秋の夜長、アプリで瞑想 疲れた心身癒やす 気分転換にも

2015/10/2 日本経済新聞 夕刊

瞑想(めいそう)を日常生活に取り入れる人がこのところ、増えている。心身の状態に意識を向ける心のトレーニング「マインドフルネス」として注目が集まるなか、ストレス解消や集中力の向上といった点から、米国などでは企業による活用も広がっている。どう始めたらいいかわからない人は、アプリを使えば簡単だ。音声ガイドと優雅な音楽が、秋の夜を癒やしの時間へと導いてくれる。

■音声ガイド聞きつつ

瞑想をサポートするアプリ「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」

「寝る前にアプリを使って瞑想しています。すると私の場合、朝はスッキリ目覚めます」。東京都内で働く西澤あゆみさん(30)は「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」(無料、一部情報は有料)を使い、一日の仕事で疲れた心身を癒やしている。

同アプリは、ポータル運営のエキサイトとヨガ教室「スタジオ・ヨギー」を運営するロハスインターナショナル(東京・目黒)がコラボして開発した。2012年にサービスを開始して以降、口コミを通して人気が徐々に広がっており、15年9月中旬時点で106万ダウンロードとなっている。

マインドフルネスの瞑想には、座禅や呼吸法など様々な方法がある。初心者でも気軽に始められるのが、このアプリの特徴。ベッドや布団の上にあおむけになり、音声ガイドを聞きながら、足の指先など体の1カ所に力を入れて意識を集中させる。「そっと力を抜いて緩めましょう」というガイドと共に、心身の緊張を解きほぐしていく。

メニューは9つを用意。疲労時の「ヒーリング&リカバリー」や、感情を整える「ネイチャーズ・グレース」など、各メニューに目的などを掲載している。エキサイトのスマートデバイス推進セクションの田所沙織さんは「ヒーリングやリラックスに特化した易しい内容にしている」と話す。

コースは約12分から約43分まで選べる。いずれも寝た姿勢で瞑想する。このため、「途中で眠りに落ちて、最後まで聞けない」と西澤さんは話す。自宅以外でも、旅行先で寝付きが悪いときにも使用するという。

もっと短い時間に瞑想したい人にお薦めなのが「5分間の瞑想」(無料、一部情報は有料)だ。長く深い呼吸を行い、体に意識を向ける呼吸法が練習できる。28日間、毎日変わる多様なセッションをアプリ内で購入することも可能だ。

簡単な質問に答えながら行う「クイックアウェアネス」という機能もある。「水を飲むときにどんな味がするか、そのときのどを通る感覚があるか」などの質問を表示。回答しながら五感に意識を集中させ、気分転換を図る。

■5~40分から選べる

静かな瞑想にチャレンジしたい人には「マインドフルネス」(無料、一部情報は有料)もある。5分コースから40分までを選択できる。無音のなかで瞑想を行うコースで、音声ガイドが合間に流れる。

「気が散ったら呼吸に集中し直してください」と時々、音声ガイドが注意を促し、やがて鐘の音と共に瞑想を終了する。慣れてきたら時間の長いコースを選んで、レベルアップしていくのも手だろう。

瞑想を深めるために「Relax M Meditation」(無料、一部有料)で、心を静める音楽を自分でカスタマイズしてみるのもお薦めだ。鳥の鳴き声や水の流れなどの環境音を含めた36種類の音が無料で選べる。同時に複数の音を流し、それぞれの音量を調整することも可能だ。

ストレス管理や感情のコントロールは、現代人にとってますます重要になっている。瞑想を社内研修で行う企業もあるなど、関心は広がっている。慌ただしい毎日だからこそ、アプリを使って心安らぐ時間をつくってみてはどうだろうか。

(電子編集部 中山美里)

[日本経済新聞夕刊2015年10月1日付]

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