N
マネー研究所
得々家計

2015/6/11

得々家計

丸井グループのエポスカードの場合、専用サイト(エポトクプラザ)で約7000の中から特典を検索できる。例えばテーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)では入場券や飲食、お土産が7%割引。「シダックス」「ビッグエコー」などのカラオケはルーム料金が30%割引になる。複合映画館「イオンシネマ」の当日1800円の映画鑑賞券は同サイトから1300円で購入できる。

エポスカードの特典は店頭ステッカーが目印に

同カードは年会費がかからない。情報サイト「クレジットカードDB」を運営する大沢日出男さんは「例えばファミリーレストランのロイヤルホストの飲食料金が10%割引になる。利用する機会が多い人なら、そのためだけにカードを持っていてもいい」と勧める。

Tカードプラスやオリヒメなど複数のカードには、法人向け福利厚生代行会社リロクラブ(東京・新宿)が運営する特典サービス「クラブオフ」が付いている。リゾートホテルや温泉旅館など宿泊施設の割引プランが多いのが特徴だ。企業の福利厚生でよく使われる施設は割引率が大きいという。カード特典に詳しいポイ探(東京・中央)の菊地崇仁さんは「クラブオフの特典が目当てであれば、年会費無料のベネッセ・イオンカードなどが候補になる」と話す。

コンサートや演劇、スポーツ観戦などで入手が難しいチケットをカード特典で先行予約できることもある。セゾンカードとUCカードは、チケット販売会社イープラス(東京・渋谷)のサイトを通じて、一般発売に先行してチケットを購入できる。販売される特典チケットは年間で約420種。「男性アイドルが出演する舞台などの人気が高い」(セゾンカードを発行するクレディセゾン)という。

¥            ¥

クレジットカードには、年会費が1500円程度までで発行枚数が多い一般カードのほか、数千~1万円前後の「ゴールド」がある。一般カードと同じ特典のほか、ゴールド会員向けの特典を用意する例も多い。会費が数万円とさらに高い「プラチナ」カードなどでは、高級レストランでの飲食料金が割引になる特典の人気も高まっている。

ダイナースクラブカード(発行は東京・新宿のシティカードジャパン)は、特定の高級レストランで指定コース料理を2人以上で注文すると、1人分が無料になる特典が人気。カードの年会費が2万3760円かかるが、この特典を2~3回利用すれば元が取れる。

特典を受けるために条件を設ける例もある。例えばジャックスの場合、毎月のカード利用明細を郵送ではなく、ネット上で確認する「WEB明細サービス」に登録する必要がある。クレジットカードとは別のIDカードが発行され、そのIDを使って専用サイトから特典を申し込む。

「申し込みの条件や決済方法などのパターンもいろいろあるのでよく確認する必要がある」(菊地氏)。またレジャー施設やレストランなどはクレジットカード会員に限らず、割引を提供することもある。カードの特典が最安とは限らないので、各施設のサイトなどで割引情報をチェックしたい。

(表悟志)

[日経プラスワン2015年6月6日付]

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし