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連夜の酒宴、乗り切り術 適量で食べながら心がけ

2014/12/18 日本経済新聞 夕刊

12月も半ば。取引先や上司、同僚などとの宴会やパーティーが続く人も少なくないだろう。1年の締めくくりだからこそ「二日酔いでつらい」「食べすぎで気分がすぐれない」といった事態は避けたい。忘年会シーズンを上手に過ごすポイントをまとめた。

都内の広告代理店に勤める笹井賢人さん(仮名、37)は先日、会社の先輩、同期の計3人でワインバーへ出掛けた。ほとんどおつまみを食べず、ワインを5本空けた。家にどう帰り着いたか覚えていないほど泥酔。「翌日午前の仕事の約束をすっぽかした」と話す。

■「ほろ酔い期まで」

「飲み過ぎや二日酔いを防ぐにはまず自分の適量を知ることが大切」と日本栄養士会所属で管理栄養士の赤枝いつみさんは助言する。では適量はどうすれば分かるのだろうか。

手掛かりの一つになるのが酒量と酔いの状態の関係を知っておくこと。酔いの状態は「ほろ酔い期」「酩酊(めいてい)期」「昏睡(こんすい)期」など6段階に分かれる。「ほろ酔い期あたりまでが楽しくコミュニケーションできる状態」とキリンホールディングス傘下の中間持ち株会社キリンで、酒の飲み方などについて啓発活動を担当する山本恵莉さんは話す。

酒量にするとビール中瓶1~2本、日本酒1~2合、ワインならグラス2~3杯程度だ。ただこれは大まかな目安。「アルコールを分解する能力は人によって異なるし、女性は男性に比べ一般的に体が小さく、アルコールを分解する肝臓も小さい場合が多い」(公益社団法人アルコール健康医学協会)。分解能力が高い人は同じ量を飲んでもアルコールの血中濃度が上昇する度合いが緩やかで、低い人ははやく上昇しやすいので適量が違うわけだ。

次に重要なのが食べながら酒を飲むこと。空腹のまま飲むとアルコールの吸収が速くなるからだ。赤枝さんは「飲酒前は胃壁を守るためにも、脂肪分を少し含むチーズや牛乳などをとるといい」と話す。

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