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クリスマス、各国の定番ドリンクを楽しむ

2014/12/16 日本経済新聞 プラスワン

イルミネーションが街を彩り、クリスマス気分が高まってきた。クリスマスといえばチキンやケーキが定番だが、それだけではない。世界各地には、この時期だけ楽しむ飲み物がある。牛乳と卵で作るエッグノッグやスパイスをふんだんに使ったホットドリンクなど、各国の定番ドリンクの作り方を専門家に聞いた。

■卵と牛乳使った甘い一杯

左からグロッギ、ケシの実ミルク、エッグノッグ、ホットアップルサイダー、プンシュ=写真 五十嵐鉱太郎

「飲むカスタードクリームみたい」。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーにこの冬、新しいホットドリンクが登場した。その名も「エッグノッグ」。卵と牛乳をベースに作る甘い飲料で「米国ではクリスマスの定番」(オリエンタルランド)だ。ラムなどアルコールを入れることもあるが、ディズニーでは入れない。クリスマスまでの限定販売を予定している。

エッグノッグは米国やカナダで古くから親しまれている。名前の由来には諸説あり、その一つが「ノギン」という木製の器からくるというもの。「エッグ&グロッグ」が語源との説もある。英和辞典によると「グロッグ」は強い酒を意味し、ふらふらする状態を表す「グロッギー」もこの言葉から派生した。

米国人にとってエッグノッグはどんな存在か。米大使館に尋ねたところ、こんな話を聞いた。元農務担当公使のジェフリー・ウィギンさんは毎年、クリスマスになるとエッグノッグ作りに力を入れた。4時間以上かけてじっくり仕上げたという。「時間をかける価値がある一杯だ」と常々語っていて、今もレシピが残っている。米初代大統領ジョージ・ワシントンも大好物だったようだ。

エッグノッグの作り方をフードコーディネーターで世界の食文化に詳しい一門真由美さんに聞いた(レシピ参照)。ポイントは、最初と最後にしっかり泡立てること。ふわふわの食感が楽しめる。卵は卵黄と卵白に分けるやり方もあるが、分けなくても十分おいしい。アルコールを加えるならラムやブランデー、バーボンがおすすめ。飲み過ぎには注意したい。

米国にはもうひとつ、定番の飲み物がある。「ホットアップルサイダー」だ。サイダーといっても炭酸飲料ではない。一門さんによると、米国では多くの場合、ろ過処理をしないリンゴジュースのことをサイダーと呼ぶ。果肉などが残っているのが特徴だ。

リンゴやオレンジをクローブやシナモンスティックなどのスパイスと一緒に15分ほど煮込む。沸騰寸前の状態を保つのがコツだ。英国の「ワッセイル」という名前のリンゴ酒と作り方が似ている。ワッセイルには「健康であれ」という意味があり、こちらもクリスマスによく飲まれている。

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