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サプリ利用の第一歩 基本はビタミンとミネラル

2014/12/11 日本経済新聞 プラスワン

疲労回復やダイエットなどの目的でサプリメント(サプリ)を使ってみたが、期待していたほどではなかった……。そんな人は、そもそも体の栄養バランスがしっかり整っていないのかもしれない。基本となるサプリとその作用、症状別成分の選び方などを紹介する。

体に必要な栄養素は毎日の食事で補うのが基本だが、それで足りない分はサプリを利用するという方法もある。

■過剰摂取に注意

まず注意点。過剰摂取にならないようにすること。とくに妊婦には、摂取してはいけないとされるものもある。サプリの中には医薬品の効果を強めたり、弱めたりするものもあるため薬を飲んでいる人は、とる前に医師に相談する。内閣府の食品安全委員会などが出す注意喚起にも気をつける。

専門家がまず基本のサプリとしているのがマルチビタミン・ミネラルだ。必要な複数のビタミンとミネラルが入っているもので、米国ではベースサプリメントとして最も利用されているという。満尾クリニック(東京都渋谷区)院長の満尾正さんは、「家の土台に当たる基本サプリだ」と話す。外食が多い、甘いものやお酒が好き、ダイエット中の人などは栄養バランスが乱れがち。まずはこれで必要な栄養素を補いたい。

ではどんな栄養素が、どんな働きをするのか。ビタミンA、C、Eは、体内の活性酸素の働きを抑える作用を持つ抗酸化ビタミンの代表。これらは互いに協力しながら抗酸化作用を発揮するといい、どれか一つをとるよりも、一緒にとった方がよいとされる。脂溶性のビタミンEやA(βカロテン)は脂質でできた細胞膜などで働き、水溶性のCは水のある細胞質や体液中で働く。また互いに助け合うことで繰り返し抗酸化作用を発揮する。ストレスが多い、喫煙している、ハードな運動をするといった人ほどとるとよい。

ビタミンB群はエネルギーを生み出すのに関わる酵素の働きを助ける。糖や脂肪をエネルギーに変える際にはB1やB2などが、たんぱく質の代謝にはB6やB12などが働く。「白米や甘いものなど糖質を多くとっているのにB群が少ないと、生み出されるエネルギーが低下する。糖が十分代謝されずにだぶつき、血糖値が上がったり、老化を進める糖化たんぱくが増えたりする弊害もある」と満尾さん。なお、エネルギーを生み出すのには鉄も欠かせないという。

B2が不足すると口内炎や肌荒れも起こりやすくなる。さらに、B6、B12、葉酸が足りないと血液中にホモシステインというアミノ酸が増えて、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がるとされる。

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