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基本を押さえ小物生かす 冬の仕事服、女性編

2014/11/20 日本経済新聞 夕刊

もうすぐ冬本番。女性のビジネス服でも防寒が気になる季節だが、男性に比べ身につける服や小物が幅広く、TPOの基準は曖昧だ。冬の小物の上手な生かし方も含め、女性がビジネス服に関して心がけるべきポイントをまとめた。

「ロングブーツ、今年は履いて行こうかなあ」。文具メーカーに勤める香川由利さん(仮名、30)は迷っている。これまで通勤にはパンプスと決めていたが、最近は冬にロングブーツで出社する女性が増えてきたからだ。しかし仕事でロングブーツは許されるのだろうか。

■正式な場ではNG

「ブーツは正式なビジネスの場ではNG」。パーソナルスタイリングを手掛けるファッションレスキュー(東京・渋谷)代表取締役の政近準子さんはこう指摘する。ブーツはもともと乗馬用の靴で、カジュアルな印象を与えるという。くるぶし丈のブーティーも同様だ。

「特に男性に違和感を与えやすい」とメンズファッションのコーディネートサービスを提供するライフブランディング(東京・港)の代表取締役、吉田泰則さんは話す。自分が履かない分、目に付くという。ただ内勤なら職場で履き替える手もある。その際はブーツはにおいがこもりやすいため消臭対策をしよう。

女性はロングブーツをはじめ男性がまず仕事で身につけない物を使うことが多い。職場や相手によって許される場合はあるが、基本を知っておくことは大切だ。

例えばコート。ベージュやオフホワイトのコートを着て出勤する女性は多いが、ビジネスでは紺、黒、チャコールグレーなどが基本だ。柄は無地で、フードやファーが付いている物はカジュアル過ぎるので避けたい。

素材はウールやカシミヤなどで「年齢や立場によっては質感にこだわる方がいい」(政近さん)。例えば光沢のある素材などがお勧め。裏地も丁寧に縫製されたものが良い。

丈に関しては一定の基準を設けるのが難しい。女性のスーツは男性と違ってデザインが多様で、持っているボトムスの丈やデザインも様々だからだ。丈がふくらはぎの中間までのロングコートは一般的なスカートであればコートの裾からはみ出ないが「小柄な人が着ると、コートの印象が強すぎる」と政近さんは話す。

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