WOMAN SMART

ビューティー

コットンパール 気負わず「真珠」のおしゃれ

2014/11/18 日本経済新聞 プラスワン

 コットンで作られたフェイクパールのアクセサリーが、最近じわじわと人気を呼んでいる。驚くほど軽いので、パーツをふんだんに使うデザインが楽しめ、おしゃれの幅が広がるという。温かみのある風合いと柔らかな光沢も魅力だ。いま注目のコットンパールアクセサリーをファッションに取り入れてはいかが。

■軽さに驚き 光沢柔らか

表面の細かな凹凸が特徴

 アクセサリーパーツを販売する貴和製作所のラフォーレ原宿店(東京都渋谷区)。そのワークショップコーナーで、ナイロンワイヤにパールの粒を次々に通している女性たちがいた。コットンパールと花をモチーフにした飾りを組み合わせたネックレスの手作り講習会の参加者たちだ。

 「コットンパールを使った講習会は、募集するとすぐ満席になる人気ぶり」と話すのは、スタッフの染谷実紅さん。「当店で扱い始めたのは2年前。最近はコットンパールを目当てに来店する人が増えている」

 コットンパールは、ふわふわの綿を球状に丸めて圧縮し、表面に光沢を与える加工を施したフェイクパール。素材が綿のため、ふんわり羽のように軽い着け心地が特徴だ。「ガラス製などは重くてすぐ外したくなる。でもこれはとにかく軽い。肩が凝らなくていい」(講習会に参加した山下泉さん)

 また表面のざらざらした微妙な凹凸が、独特の温かみと柔らかな光沢を醸し、どこかアンティーク風なのも魅力だと愛用者は語る。同じく講習会に参加した和田由紀さんは「つるっとしたプラスチックパールは、ともすると安っぽく見える。コットンパールは内側から発光するよう。本真珠でないのに輝きが上質で、味のある風合いなのがお気に入り」という。

コットンパールを使ったアクセサリーの製作講座も開かれている(貴和製作所)=写真 遠藤 宏

 コットンパールは、古くから人造真珠が地場産業だった大阪府和泉市で、戦後に製造されるようになった。本真珠よりずっと安価なコットンパールは、数十年前に一時ブームになったことも。しかし、さらに安価に量産できるプラスチックパールの登場で生産が終了し、すっかり忘れられた存在となっていた。

 そんなコットンパールが再び脚光を浴び出したのは、3~4年前。同市のある人造真珠メーカーで、倉庫に眠っていた古いコットンパールが2000年に見つかったのがきっかけだ。この在庫を細々とアクセサリー業者に販売していたところ、非常に好評だったため09年から再び製造を始めた。すると、ほどなく生産が追いつかないほど人気が広がり始めたのだという。

WOMAN SMART新着記事

ALL CHANNEL