アリカデザインは札幌市中心部の狸小路商店街近くでシメパフェ店「パフェ、珈琲、酒、佐藤」も経営する。同社は8月、新店舗「佐藤堂」を大丸札幌店にオープンした。狸小路で提供しているパフェに加え、持ち帰り向けのスイーツを取り扱う。
狸小路の店舗ではピスタチオのアイスクリームを使ったパフェが1番人気で、年間6万個を売り上げる。ここから着想を得て、ピスタチオのショートケーキやピスタチオのマカロンなどを販売する。
アリカデザインが持ち帰りスイーツの販売に進出するのは今回が初めて。小林代表は「感染対策が進んでいる百貨店でテークアウトにも取り組み、客層を拡大したい」と語る。コロナ下でも、シメパフェ文化は札幌に息づいている。
<マメ知識>札幌市民「冬でもアイス」
札幌パフェ推進委員会によると、札幌市では冬の期間のアイスクリーム消費が全国平均を上回っている。寒さが厳しい北海道の建物は気密性が高く、強力な暖房が備わるためむしろ屋内は暖かい。「札幌市民は冬でも半袖でアイスを食べる」といわれるゆえんだ。
総務省によると、札幌市は1年間の酒類向け支出(2019年、2人以上世帯)が全都道府県庁所在地のなかで第3位。シメパフェは酒を愛し、年間を通してアイスを楽しむ札幌だからこそ生まれた食文化だ。
札幌パフェ推進委員会によると、札幌市では冬の期間のアイスクリーム消費が全国平均を上回っている。寒さが厳しい北海道の建物は気密性が高く、強力な暖房が備わるためむしろ屋内は暖かい。「札幌市民は冬でも半袖でアイスを食べる」といわれるゆえんだ。
総務省によると、札幌市は1年間の酒類向け支出(2019年、2人以上世帯)が全都道府県庁所在地のなかで第3位。シメパフェは酒を愛し、年間を通してアイスを楽しむ札幌だからこそ生まれた食文化だ。
(札幌支社 井田正利)
[日本経済新聞夕刊2021年9月9日付]