東急ハンズの化粧品「muqna」 男性肌の保湿対策にも

日経MJ

ムクナは合成香料などを使用していないのが特徴で肌への負担が少ないという
ムクナは合成香料などを使用していないのが特徴で肌への負担が少ないという

東急ハンズのプライベートブランド(PB)化粧品「muqna(ムクナ)」シリーズが支持を広げている。新型コロナウイルス禍ではマスク着用による肌荒れに悩む人が増えており、低刺激をうたう化粧水や保湿クリームを中心に注目を集めている。昨年からは男性向けの商品も投入し顧客層の拡大を進めている。




ブランドコンセプトは「無垢な自分に」

ムクナは東急ハンズとして初のスキンケア商品のPBとして、2018年12月に誕生した。同社は革製品や弁当箱など様々な分野でPBを展開している。化粧品でもPBに乗り出したのは、女性客をはじめとする新たな顧客を獲得する狙いからだ。

ブランドコンセプトは「無垢な自分に」。肌への負担を少なくすることにこだわった。特徴は、東急ハンズの美容関連商品の売り場に立つ「ビューティコンシェルジュ」が顧客から集約した意見をもとに、開発を進めたことだ。売り場で顧客との接点を持つ強みを生かした。

「肌荒れが気になる」「乾燥してしまう」など、売り場で多く聞かれた声を出発点とし、シリーズ全商品に保湿成分である3種類のセラミドを配合した。洗顔料や保湿クリームなど約50品目をそろえ、単品の価格帯は154円から3278円と手ごろながら、高級品にも採用されている保湿成分を導入したことがムクナの大きな特徴だ。

化粧品のPBとしては後発だったため、保湿成分の充実に加え、合成着色料や合成香料を省いて肌への負担を抑え、他社製品との違いを打ち出した。化粧水などの基礎化粧品は無香料にして家族全員での使用を想定。ムクナをきっかけに幅広い顧客の獲得につなげる狙いもある。化粧水は販売開始から累計約10万本売れ、計画を上回っている。

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