後に武田薬品工業でアイルランド製薬大手シャイアーを買収した際、この教訓を生かしました。両社の売上高はともに約1.7兆円でしたが、武田がシャイアーを迎え入れました。

■アジアでは上司が「聞き役」に。

欧米とアジアのマネジメントスタイルの違いを初めて学んだのは、08年にアジア太平洋地域のトップになったときです。欧米では積極的に自分自身を上司に売り込みますが、アジアでは上司が部下からたくさん聞き出してあげないといけないと知りました。

私にとって長年勤めたGSKを離れ武田に入社するのは大きな勇気が必要な決断でした。ただ、人はそれまでの歴史で形作られています。若い頃から自ら手を挙げてより大きなチャンスを得てきた経験が、今の私をつくっています。

あのころ……

欧米の薬価抑制による市場の変化で、1990年代後半以降も大型M&A(合併・買収)が進む。「100億ドルクラブ」といわれる売上高1兆円超の「メガファーマ」誕生が相次いだ。国内では製薬業界の大型再編は05年まで待たねばならず、規模の集約で遅れが目立った。

[日本経済新聞朝刊 2021年6月23日付]


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