2021/3/24

――新型コロナウイルスの影響をどのような場面で感じていますか。

岡田さん 私は説明会をオンラインと対面で使い分けています。同じ日に別の企業の説明会に参加しようとするとオンラインのほうがスケジュールを詰められて助かりますね。合同説明会のように企業の持ち時間が短く社員が一方的に話す説明会は雰囲気を感じることができないのでオンライン優先です。でも、社員の雰囲気や就活生の友人をつくるのにはやっぱり対面の方がいいです。

宮本さん 以前に1000人規模の大規模なオンライン説明会に参加したことがありましたが、先方のシステムの不具合で突然接続が切れました。大人数が参加することを見込むなら、システムが耐えられるようにしてほしいです。

村上さん 地方の学生にとってはオンラインはとてもありがたいです。私は福岡県に住んでいますが、オンラインで4社のインターンに参加しました。東京の企業のインターンにも参加でき、金銭面での負担も減り助かってます。

――対面での活動には参加しましたか。

村上さん 解禁日の1日に対面の合説に行ってきました。企業のブースを眺めていると、上司と部下のコミュニケーションの仕方からその職場の雰囲気が見えてきて面白かったです。就活でスーツを着るのは初めてでしたが、人気企業のブースは人が集まっていてオンラインでは得られない刺激を受けました。

――早期に内定を獲得できた要因は何ですか。

山崎さん 「逆求人サイト」を使ったからだと思います。プロフィルを登録すると企業側が私を指名してくれるというものです。これまでに60件ほどのオファーをもらいました。事前に採用担当者が目を通すため、面談では自分の持つスキルについて詳しく質問してもらえます。他人が自分をどのように捉え、評価しているかが良くわかるのがいいですね。

オンライン面接でマスクの面接官「反応がわかりにくい」

――オンライン面接の対策が選考結果を左右する場面もありそうです。

岡田さん 私はオンラインは苦手です。インターンの選考で10回ほど受けましたが、話し始めるタイミングがつかめず、ジェスチャーもあまり使えません。ただ自宅で緊張せずに済むのは良い点かもしれません。

野村さん 私は回線の問題で自分の部屋でしかオンライン面接ができません。自宅で顔を明るく照らすライトと部屋の棚を隠すカーテンを近々購入するつもりです。部屋が散らかっている様子を見せるのはさすがにまずいと思いました。

村上さん 面接官がオンラインでマスクをしていると表情が分からず、こちらの受け答えがうまくいったか分からないのが悩みです。特に冒頭のアイスブレイクの会話が、単なる雑談なのか、すでに選考が始まっていて評価されているのかが把握しづらいです。

――業界研究は進んでいますか。

野村さん コロナで景気が不透明なことも踏まえて個人的には結構早くから就活の準備をしてきたつもりですが、最近はウェブテストの対策などやることが多く感じますます不安になってきました。コロナの影響でどのくらい採用人数が減るかとても心配です。

山崎さん 大企業に入れば職を失わず安泰だと考えていましたが、新型コロナの広がりで大企業の業績不振のニュースを聞き、そうではないと感じました。勢いがあるIT(情報技術)業界を中心に受けています。

宮本さん もともとは旅行会社志望で、緊急事態宣言が解除される3月になれば状況が変わるのではないかと期待していました。しかしJTBやHISなど大手は軒並み採用を抑制すると発表したため諦めました。今は気持ちを切り替えて宿泊業界と人材業界に志望先を変えました。

(結城立浩)

[日本経済新聞朝刊2021年3月24日付]

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