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明治は乳製品からチョコレートまで幅広い商品ラインアップで1兆円の売上高を誇る。新型コロナウイルスの影響を受けながらも、健康志向の顧客をとらえ業績は底堅い。ただ消費者意識は急速に変化し現状に安住できない。松田克也社長は「メジャーでマイナー」という表現で、誰もが知りながら希少性を持つようなとがった商品開発を目指すと強調する。

在宅拡大が影響、コンビニで苦戦

――コロナ下で消費者の志向はどのように変化しましたか。

「業務用が苦戦する一方で、市販品は好調です。体調管理に気を配り健康意識が強くなりました。『明治プロビオヨーグルトR-1』の売り上げが伸びました。前回の緊急事態宣言が2020年5月に解除されましたが、その後はプロテインの『ザバス』が動いています。健康志向の『チョコレート効果』のほか、『きのこの山・たけのこの里』といった定番ブランドも良好です」

「苦しいのはコンビニなどで買われることが多い『果汁グミ』や、チョコ菓子の『ガルボ』です。コロナ下で在宅勤務が広がり、出社する人が減りました。その影響が出ています」

――コロナの影響で様々な商品でネット通販が拡大しています。明治ではネットの販路でどのような商品がよく売れていますか。

「『ザバス』は売上高のおよそ4割がネット経由です。単価が高いため送料がかからないケースが多いことや、かさばるため持ち帰るのが手間だと感じる人が多いようです」

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