体温調節も眠りの質に関係していることから、快適な肌の表面温度を保てるよう、特殊な素材を背中と太ももの部分に採用。暑い時は余分な熱を吸収し、寒い時には蓄えた熱を放出するという。希望小売価格は上下セットで税別1万円と、パジャマとしては高価格帯だが、販売は好調だ。この商品も含めたカイミンナビの20年度の販売枚数目標は19年度比2倍となる2万枚に設定しており「達成できる状況」(浜田マネージャー)という。

肌への刺激にも注目 縫い目ないパジャマも

健康意識の高まりを受け、睡眠を巡る商品の競争は熱を帯びている。ワコールホールディングスも「睡眠科学」ブランドのパジャマを展開するなど、競合は多い。浜田マネージャーは「従来は専門家のアドバイスを参考に開発していた。『寝返りしやすいパジャマ』のように、科学的な数値を示して消費者に訴求していきたい」と話す。

4月には春夏の新商品も投入する。「寝返りしやすいパジャマ」の素材をメッシュにし、通気性を高めた。縫い目をなくして肌への刺激を和らげたパジャマも展開予定。21年度は20年度比2倍となる4万枚の販売を目指す。

課題は認知度の向上だ。商品説明を多く記載できPRしやすい自社サイトなどEC販売が中心だが、サイトまでたどり着く消費者は多くない。新商品のPRではインフルエンサーを活用するなど、認知度向上を図りたい考えだ。

(佐藤諒)

2010年に誕生したパジャマブランド。寝返りしやすい設計と温度を調節する素材などで寝心地を追求した。健康意識の高い層をターゲットとし、現在はECサイトでの販売が中心。

[日経MJ 2021年3月12日付]


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