日経MJ

2021/2/17

過剰在庫を買い取り 海外でも販売

ショーイチはアパレル企業から衣料品の余剰在庫を買い取り、仕入れ品を国内や東南アジアで販売している。販売の際はブランドの毀損を避けるため、タグを取り外している。販路はネットや海外が中心だったが、実店舗も出店しカラーズの展開を強化している。

新品を低価格で販売できる秘密は仕入れにある。アパレル企業から過剰生産で余った在庫を一括で大量に引き受けるため、通常よりも大幅に安く仕入れられる。定価の約1割で仕入れるケースもあるという。

新型コロナの影響で消費者は支出をより選別している。カラーズも、もともと安い価格設定に加え、毎週値下げするシステムなどで購入を促す。岡本氏は「普通のことをやっていても売れない」と話す。安いだけでなく品質の良さも伝えるため、仕入れなどについてもポップで説明している。

新品で質が高い服を安く買えるのは消費者にとってメリットだ。また、アパレル業界が抱える過剰在庫問題に一石を投じる。シーズンごとに大量の商品を投入するため、セールでも売り切れなかった服は廃棄される。エシカル意識が高まるなか、廃棄を前提としたアパレルの従来の商習慣へは批判の声も大きくなった。

こうした在庫を廃棄せずに売りさばく店舗はオフプライスストアと呼ばれ、国内でも増えてきている。カラーズの店舗数は2月時点で国内13店、海外8店。今後もフランチャイズによる出店を増やす計画だ。

「神戸南店は店舗の大型化へ向けた試金石だ」(岡本氏)。同店の床面積は約50坪。従来は20~30坪の店舗が多かったが、大型化で取扱商品数を増やした。同店の販売実績を見極めながら、将来的には100坪や200坪規模の店舗を展開したい考えだ。(佐藤諒)

[日経MJ 2021年2月17日付]

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