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時短家事

ネットスーパー活用術 配達日意識、注文は朝に生活コラムニスト ももせいづみ

2021/2/16

時短家事

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、ネットスーパーの利用が伸びているそうだ。私も以前は「時間の節約」で利用していたが、今は「出歩かなくてよい」「重い物を持たなくてよい」に理由が変わってきた。

ほかにも「計画的に利用できて倹約できる」「記録が残るので家計の管理がラク」「冷蔵庫の在庫を見ながら買うものを決められる」といったメリットもある。一方で「送料が無料になる金額まで余計に買ってしまう」「実際に手に取れないので生鮮品は期待外れのことも」というパターンも。利用にはちょっとコツが必要だ。

利用の大前提は配達エリアに自分の住んでいる地域が含まれているかどうか。複数の選択肢があるといろいろ試してみたくなるけれど、まとめ買いで送料を節約し、買い物でたまるポイントを活用するためにも、メインのサービスは決めて利用したほうがお得。

また不定期に利用するより、買い物の曜日を決めておくほうが家計管理しやすい。曜日によって特売日を決めている店が多いので、節約派ならその曜日を狙ってもいい。特売情報を知らせる店舗のメールマガジンに登録しておけば、注文日を忘れないための「リマインダー」代わりにもなる。

経験として、衝動買いしがちな空腹時や夜は避け、店舗の品ぞろえがよい朝、実店舗の開店前までの時間帯に注文を済ませるのがオススメ。最近の利用増に加え、雨や雪の予報ですぐ配達枠が埋まってしまうこともあるので、配達希望日の前々日ぐらいに余裕を持って注文しよう。締め切り時間までカートの中身は変更できるので、とりあえず必要なものだけ注文を入れ、あとから見直してもいい。

もし5千円で送料無料なら、その範囲で決めた曜日にまとめ買いをすれば、月に4週で合計2万円と食費の目安がつく。このように基本となる食材や日用品の補充はネットスーパーの予算内で収め、残りを地元の八百屋や総菜店に出向いて調達していく。個人的には、この方法が一番心地よい買い物スタイルとなっている。街に出て商店街の人たちと話をするのは楽しいし、小売店の支援になる。そこで料理のアイデアが湧くことも多いからだ。

どの家庭も、中心に使う食材や調味料は定番が決まっているものだ。注文画面でお気に入り登録しておけば、注文の時短になるし、買い忘れも防げる。家族がいる人は、夫や子どもの得意料理の食材も登録してストックを常備。どんどん作ってもらおう。

一緒にアプリも活用したい。例えばマネーフォワードMEという家計簿アプリは登録した通販やネットスーパーでの買い物の詳細やポイントまで一元管理できて本当にラク。献立アプリも併用して、いいとこ取りで楽しむのが、ネットスーパーの醍醐味かと思う。

ももせいづみ
 東京都出身。暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。本コラムを含め、自著のイラストも自ら手がける。新刊に「お弁当にスープジャー」(辰巳出版)、「新版『願いごと手帖』のつくり方」(主婦の友社)など著書多数。

[日本経済新聞夕刊2021年2月16日付]