カキの中国風照り焼き オイスターソース絡め甘からで
照り焼きというと、しょうゆ味の和のおかずを想像しますが、今回の照り焼きは中国風です。
中国料理に多く使われるオイスターソースは、カキが主原料。そのオイスターソースを、ずばり、カキと合わせました。こっくりと甘からく、おかずにも酒のつまみにもなる一品です。
カキは加熱用と生食用が売られていますが、鮮度で区別されるのではなく、食品衛生法などで菌の数など一定の基準を満たしたものが生食用とされます。加熱用には規定がないものの、中までしっかり火を通せば食中毒の心配はありません。
カキはふっくらと厚みがあり、光沢があるものを選びましょう。
・カキのむき身(加熱用)200g
・かたくり粉大さじ1 1/2
・たれ[砂糖大さじ1/2、酒大さじ2、しょうゆ大さじ1/2、オイスターソース大さじ1/2]
・サラダ油小さじ1
・ネギ(白い部分)10cm
作り方(調理時間15分)
(1)カキは塩水(水200mlに塩小さじ1の割合・材料外)で洗い、真水ですすいでざるにとる。
(2)たれの材料は合わせる。
(3)ネギは長さ5cmのせん切りにする。水にさらして水気をきる。
(4)カキの水気をペーパータオルでふき、かたくり粉をまぶす。
(5)フライパンに油を温め、中火でカキの両面を1~2分ずつ焼く。全体に焼き色がついたら(2)を加え、カキを返しながら全体にからめる。
(6)たれがほとんどなくなり、照りが出たら火を止める。皿に盛り、ネギをのせる。
ひとくちメモ
カキの旬 おいしく食べられるのは一般に秋から冬にかけて。「英語のつづりで"R"のつかない月には食べるな」といわれていましたが、これは産卵期の関係でうま味が落ちるため。岩ガキは産卵期がずれてうま味が落ちにくく、夏でもおいしいといわれます。
(ベターホームのお料理教室=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2021年1月16日付]
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