木造建築の良さ、見える化めざす

――木造超高層建築に取り組んでいますね。実現のめどは。

「当社のルーツは山林経営にあります。創業から350周年を迎える2041年を目標に、高さ350メートルの木造の超高層建築を実現する構想があります。木材はコンクリートや鉄骨と比べて環境負荷が低く、建築時に発生する二酸化炭素の量を抑えることができます」

「ただ住宅業界は外国産木材をよく使い、国産材の利用は進んでいません。当社は戸建注文住宅に使う木材のほぼ半分は国産で、間伐材などはバイオマス発電所で燃料として使っています。木造建築は調湿機能もあります。健康によいといわれますが、客観的なデータは十分ではありません。このため東京大学と連携し木造の良さを見える化したいと考えています」

(聞き手は日経MJ編集長 鈴木哲也)

光吉敏郎
 1985年早大教卒、住友林業入社。14年に取締役常務執行役員。リフォーム子会社の住友林業ホームテック社長を経て、18年に取締役専務執行役員。20年4月から現職。佐賀県出身。58歳
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