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冬の皮膚トラブル、保湿のコツは? コロナ対策も原因

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NIKKEI STYLE

寒さが厳しくなると皮膚のトラブルが増えてくる。空気の乾燥や気温の低下で皮膚のバリア機能が低下し、ひびわれ、あかぎれ、湿疹などの症状が起きる。原因と対策を押さえて、冬支度に万全を期したい。

皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層構造になっている。さらに「表皮」の表面は「皮脂膜」と「角質層」からなる。アリオ北砂皮フ科・アレルギー科(東京・江東)の八十島緑院長は「健康な皮膚は空気中のちりや細菌、紫外線やアレルゲンから体を守り、体内の水分喪失を防ぐバリア機能を果たしている」と役割を解説する。バリア機能を果たすのは皮脂膜と角質層だ。

空気が乾燥する冬は皮膚から水分が失われがちだ。お湯と洗剤を使って洗い物などの水仕事を繰り返していると、皮脂膜や角質細胞がはがれることが多い。痛みを伴うひびわれにつながり、さらに重症化すれば、出血や痛みが伴うあかぎれになりやすくなる。皮膚がガサガサになり痛みやかゆみが生じる皮脂欠乏性湿疹になることもある。

皮膚のトラブルを防ぐためには日常生活で保湿を心がけることが大切だ。水仕事は手の皮脂が落ちやすいのでゴム手袋を使うようにする。風呂は38~40度を目安にする。それほど熱くないので刺激を避けられる。また、体はゴシゴシと強く洗わず、入浴後はバスタオルで柔らかく皮膚を押さえるように水分を取る。

重要なのは入浴後20分以内に保湿クリームなどで手入れすることだ。頭皮も乾燥しやすい部分なので、八十島院長は「シャンプーは髪の汚れだけを取るイメージで。頭皮をゴシゴシやって皮脂を取り過ぎないこと」と助言する。

ひびわれや、あかぎれ、皮脂欠乏性湿疹には市販薬も各種ある。医師の処方であれば効果もより高い。受診するとステロイド剤の塗り薬が処方される。八十島院長は塗り薬の効果的な塗り方として「塗り伸ばすのではなく、適量を指に取り、患部をぽんぽんとたたくように」と提案。皮膚への刺激も少ない。

ステロイド剤というと強い副作用があるイメージがあるが、専門医の指示に従って使う塗り薬なら心配はいらない。つらい症状を効果的に抑える冬の皮膚トラブルの強い味方となる。

近藤皮膚科クリニック(東京都小金井市)の近藤靖児院長は、コロナ禍によってこの冬はいっそう皮膚への配慮が必要だと指摘する。感染予防のためこまめな手洗いとアルコールによる消毒が浸透しているが、皮脂膜や角質細胞などバリア機能にとってはダメージとなる。このため、日常のこまめなスキンケアがいっそう大切になっている。

在宅勤務など、自宅で過ごす時間が長くなってストレスを抱えてしまうことも肌に影響する。「ストレスは多くの病気につながるものだが皮膚も例外ではない。保湿剤による日々のスキンケアを欠かさず、たとえ皮膚トラブルが慢性化したり、再発しても悲観的にならず、前向きな気持ちで治療に取り組んでほしい」と近藤院長は助言する。

マスクによる肌トラブルに悩む人も多いだろう。近藤院長は「肌に優しく通気性や吸湿性に優れた、ガーゼやシルクなどの素材がお薦め」と語る。また、マスクによる摩擦や蒸れによるかぶれや吹き出物に悩むケースでは、「定期的にマスクをはずして蒸れを軽減させる」(近藤院長)などの配慮も必要になる。

いずれの皮膚トラブルも日々の保湿や市販薬などで改善されない場合は、できるだけ早く皮膚科などの専門医を受診することを勧める。たかが肌荒れと軽視すると、思いのほかつらい冬になってしまうかもしれない。

(ライター 大谷新)

[NIKKEIプラス1 2020年12月12日付]

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