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在宅で座りっぱなし…寒い季節、実践したい痔の予防法

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NIKKEI STYLE

寒い季節になると血行不良を招き、痔(じ)に悩む人が多くなる。今年はコロナ禍による在宅勤務で運動不足の人が増え、リスクも高くなっている。適切な予防法と、症状が出たときの受診の目安を知っておこう。

痔は「3人に1人は経験する」とされ、起こりがちな病気だ。寒い季節は「血行が悪くなって肛門のうっ血が進み、水分をとらなくなって便が硬くなることでも痔になりやすい」とJCHO東京山手メディカルセンター(東京・新宿)大腸肛門病センターの山名哲郎センター長は話す。

さらに、在宅勤務によって、長時間座りっぱなしの生活を送る人も増えた。肛門のうっ血を進め、痔になるリスクを高くする。

痔は大きく、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろうの3種類に分けられる。最も多いのはいぼ痔だ。うっ血によって肛門周囲にある肛門クッションという部分が腫れて盛り上がってくる症状だ。

切れ痔は、硬い便などで肛門の皮膚が切れた状態のこと。大腸菌などの細菌に感染し化膿(かのう)するのが痔ろうだ。「切れ痔は便秘がちの女性に多く、痔ろうは下痢がちの男性に多い」(山名センター長)

 季節や生活習慣の影響もあるが、痔になる最大の原因は便秘などの排便習慣の乱れにある。排便時間が長いと肛門に負担がかかり、うっ血も進む。排便時間は3分以内が理想。ただ、無理に出そうといきむことが痔の原因になる。出ないときはしつこくがんばらず、次の機会を待とう。

毎日排便しなければと、強迫されるように考えるのも良くない。マリーゴールドクリニック(東京・港)の山口トキコ院長によると、「回数よりも大切なのは便の形状。なめらかなバナナ状の便が出るなら2~3日に1回でも問題ない」という。

便秘を防ぐには便意を感じたとき、すぐにトイレに行くことが大切だ。食生活では暴飲暴食を避け食物繊維を積極的にとる。「最近は炭水化物を控えるダイエットで食物繊維不足になる人も多い」と山口院長は注意する。

便秘を防ぐためにも、ある程度はご飯を食べたほうがいい。よくかむことで少ない量でも満足でき、腸の動きも良くなる。また、水分が不足すると便が硬くなり便秘になりやすい。1日1.2~1.5リットルの水分をとりたい。

症状が軽い場合は生活習慣だけで改善することも多い。座りっぱなしなら、1時間に1回は立つようにする。入浴は血行を良くするので、痔の予防や改善に役立つ。

座薬や軟膏(なんこう)などの市販薬を試してもいい。いぼ痔が小さいうちなら排便後に指で押し戻すことができる。山口院長は「痛みがなく押し戻すのが面倒でなければ、そのままにしておいてもいい」と話す。

もちろん、受診が必要な場合がある。一つは出血。痔が原因のケースだけでなく、大腸がんの可能性もある。色が鮮やかな場合は肛門からの出血が多いという説が浸透しているが、素人判断は危険だ。

「便器が真っ赤になるくらい大量の出血、3日以上出血が続いたときは肛門科や肛門外科を受診して」と山名センター長は助言する。市販薬を1~2週間使って症状が良くならないときは、痔ではない可能性もあり受診が必要だ。

日を追うごとに痛みが強くなるときも要注意。「痔ろうになる前段階の肛門周囲膿瘍(のうよう)の可能性がある」(山名センター長)。痔ろうは発症すると治りにくく、腫れて膿が出ることを繰り返しやすい。

直腸粘膜にできるいぼ痔(内痔核)の場合、手術をしなくても「ALTA法という注射療法で日帰りで治療することもできる」(山口院長)。気になる人は肛門科で相談してほしい。

(ライター 伊藤和弘)

[NIKKEIプラス1 2020年11月21日付]

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