香ばしさが食欲そそる 市販品で作る焼きしめさばずし
市販のしめさばで作るちらしずしのご紹介です。そのままでも食べられるしめさばを焼くのはひと手間に思われますが、香ばしさが加わって美味。シソとショウガがアクセントになり、さばのクセもやわらぎます。
すしめし用のごはんは、あとからすし酢を加える分、ふつうのごはんより少ない量の水で炊きます。すし酢はごはんが熱いうちにかけるのがポイント。ひと呼吸おいたら、しゃもじで混ぜます。うちわであおいで一気にさますと、ごはん粒がつやよく仕上がりますよ。
・米150g(米用カップ1)
・水180ml
・すし酢[酢大さじ1 1/2、砂糖小さじ2、塩小さじ1/6]
・しめさば(市販)小1切れ(120g)
・シソの葉5枚
・甘酢ショウガ30g
・いりごま(白)大さじ1
作り方(調理時間35分)
(1)米を分量の水で炊き(調理時間に含まない)、ボウルにあける。すし酢の材料を合わせ、熱いうちに全体にかける。しゃもじで切るように混ぜ、人肌程度までさます。
(2)シソはせん切りにする。水にさらして水気をきり、約1枚分を飾り用にとりおく。甘酢ショウガはせん切りにする。ごまはペーパータオルにのせてきざむ。
(3)しめさばは、厚さ7mmのそぎ切りする。フライパンに入れ(油はひかない)、薄く焼き色がつくまで中火で両面を焼く。あら熱をとる。
(4)(1)にごま、ショウガ、シソ約4枚分を混ぜ、皿に盛る。しめさばをのせ、飾り用のシソを散らす。
ひとくちメモ
さば 「さばの生きぐされ」といわれるように、鮮度が落ちやすいさば。しめさばは、長期間、流通させるための知恵から生まれた調理法です。
(ベターホームのお料理教室=写真 大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2020年11月14日付]
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