ドレッシングは万能調味料 唐揚げ下味、洋風ちらしも

NIKKEIプラス1

米料理への応用は幅広く、炊き込みご飯の味付けにも使える。「オイルの効果でご飯にツヤが出ておいしく仕上がる」と奥多さん。

油が多く含まれている点に着目した使い方もある。奥多さんのおすすめはアヒージョだ。「調理した後に油が残りがちな料理だが、ドレッシングなら余分な量を使わずにすみ、カロリーカットにもなる」。ホイル焼きやソテーのソースとしても出番がありそうだ。

一方で、油控えめなタイプの和風ドレッシングは和食との相性がいい。「白あえや煮びたしなど、味付けが難しそうな料理もドレッシングだけで味が決まる」(奥多さん)

ひと手間加え 野菜おいしく

野菜もほんのひと手間でおいしくなる。同社が運営するレストランで、奥多さんが「人気ナンバーワンだったレシピ」と紹介するのがラペだ。千切りにしたニンジンと紫キャベツをフレンチタイプのドレッシングであえ、オレンジを加えるだけのシンプルな1品だ。

行長さんはドレッシングと水を1対1で割ったものに、好きな野菜を刻んでつけ込むだけの即席ピクルスを提案する。「冷蔵庫に中途半端に残った野菜を使い切れる」と話す。

ドレッシングは基本的に、野菜にかけて完成する味としてつくられている。行長さんは「調味料として使う場合はちょっと少ないかな、と思うくらいの量がちょうどいい」と助言する。塩分が気になる人は即席ピクルスに限らず、水や油で割って味を調整するといいだろう。

ほかにも「卵焼きや炒め物など、いつもの料理の味付けをドレッシングに変えるだけで、簡単に味の変化が楽しめる」(行長さん)。ドレッシングを活用して、新しい自宅料理に挑戦してみてはいかがだろう。

(ライター 李 香)

[NIKKEIプラス1 2020年10月10日付]

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