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ふわふわ食感が人気 大阪なんばの台湾カステラ専門店

日経MJ

現在は整理券で購入を制限している
現在は整理券で購入を制限している

飲食店運営のオペレーションファクトリー(大阪市)は6月、大阪・難波の複合商業施設「なんばCITY」内に台湾カステラ専門店「澎澎(ポンポン)」を開いた。中国語の店名が意味する「ふわふわ」な柔らかい食感のカステラが女性客を中心に人気を集め、連日売り切れとなっている。

オペレーションファクトリーは東京や大阪などで飲食店の経営やコンサルティングを手がける。なんばシティ1階の「サイン・オブ・ザ・フード」エリアで濃厚チョコレート専門店など7店舗を運営しており、その一角に澎澎を開業した。エリア内に飲食可能な場所もあるが、澎澎はテークアウト専用の店舗だ。

台湾カステラは現地で「焼きたてケーキ」と呼ばれるお菓子。日本のカステラよりもシフォンケーキに近いふわふわの柔らかい食感が特徴。澎澎では通常の台湾カステラ(702円)と生クリーム入り(864円)の2種類を販売する。

柔らかさを強調するため、温度や焼き上げる時間などを工夫。90分という普通のケーキの3倍ほどの時間をかけて焼き上げる。出来たては容器をつつくと揺れるほどだ。

大きな焼き上がりから8等分して提供する

厚さ9センチメートル、縦横40センチメートル×30センチメートルという焼き上がりの大きさは目を引くが、ふわふわの食感を出すために台湾のものの半分ほどに収めているという。8等分して縦横10センチメートル×15センチメートルで販売、家族で分け合えるとファミリー層に人気だ。

オペレーションファクトリー直営事業本部の竹本貴則さんは「台湾カステラの大きさに衝撃を受け、日本でも伝えたいと思った」と話す。タピオカミルクティーなど飲み物の店と比べてアジアのスイーツの店が少ないことにも目を付け、開店を決めた。

主な顧客は30~60代の女性だが、難波地区はオフィスも多いため昼休みに購入する男性会社員も目立つ。その多くが、家族に頼まれて買いに来るという。そのまま食べることもジャムや果物と合わせて食べることもできる。「家庭でアレンジして色々な食べ方を楽しんでほしい」(竹本さん)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月下旬予定だった開店が延期になった。家にいる時間が長くなり、家庭で台湾カステラを作り写真をSNS(交流サイト)に投稿する人が増えた。6月に満を持しての開店となり人気を集めている。

感染拡大防止のため、現在は整理券を配布して来客数を制限しているが、1日300~400個を作り連日売り切れている。8月中旬以降は設備を増やし、1日に約600個を販売することを計画している。

ケーキ店やカステラ販売店など持ち帰りのスイーツを売る店を競合相手として想定している。家庭でアレンジでき、「親子3世代で楽しめる」(竹本さん)点で勝負を仕掛ける。

チーズ風味やナッツを入れた台湾カステラなど新しい味も研究中だ。将来的には大阪・梅田など関西圏を中心に多店舗化を目指している。

(高崎雄太郎)

[日経MJ 2020年8月5日付]

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