アジアの旺盛な需要が追い風で、市場も拡大傾向にある。調査会社のTPCマーケティングリサーチ(大阪市)によると18年度の美白スキンケア市場は2635億円と、17年度実績比で3.9%増えた。新商品の発売も相次ぎ、近年はしみそばかすの予防以外に、肌のきめを整えるといった付加価値が求められるようになっている。
新型コロナウイルスの影響で化粧品の需要は変則的になっている。外出自粛緩和や紫外線が強くなる夏に向けて、百貨店や化粧品店などでのサンプリング活動を強化してプロモーションを続ける。
(下川真理恵)
▼ホワイトルーセントは資生堂が2003年に立ち上げた化粧品シリーズ。クレンジングジェルやクリームなど中高価格帯の商品を展開する。シミやソバカスの予防に加え、肌の透明感など顔全体の印象を明るくする商品設計が特徴だ。アジアや欧米でも展開する。
[日経MJ 2020年7月24日付]
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