話し下手を克服するコツ学ぶ 視線は縦移動、口は開く

NIKKEIプラス1

2020/7/18

記者は声が低いことがコンプレックス。自分の声の録音を聞くと「低くてぼそぼそ話している」と感じるのだが、声の低さよりも抑揚のなさや口の開きが原因と指摘された。口の開け方やアクセントを意識してみようと感じた。

話すときの身ぶり手ぶりについては「動かすなら大きめに」と石井さん。特に女性がやりがちな、手をちょこまか動かす動作はせわしない印象を与えるのでNGという。

体験後、同教室の佐藤利江子トレーナーに、プレゼンやスピーチなど大勢の前で話す際の留意点も聞いた。「数百人など大勢の前でも、会場の誰かしらの目を見て話す。一つの句読点までのあいだ一人の人を見て、次の文に移るときに、ほかの人に視線を移すことを意識するとよい」

たとえ客席が暗かったり遠かったりしても、誰かと目を合わせることを意識したほうが、リラックスして話せるという。

大勢の前だとあがってしまうという人も多いだろうが、プレゼンやスピーチは何よりも準備が大切。話す内容を考えることはもちろん、自宅でもビデオに撮って見返すなど練習するといい。その繰り返しで自信が持てるようになるという。何事も一朝一夕では身に付かないのだと、改めて感じた。

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オンライン会議は声を張って

オンライン会議では声の張りやパソコンのカメラ位置を意識しよう。

コロナ禍でコミュニケーション方法は変化している。「オンライン会議は相手の顔が大きく映るので、距離が近く感じて小声で話しがち。でも声を張らないとマイクが音を拾ってくれないことも」と元NHKキャスターの牛窪万里子さんは話す。アイコンタクトが重要なのは対面と同じ。カメラの位置も意識しよう。「画面に自分の顔も映ることはメリットととらえ、表情や笑顔、口の開き方などを確認するといい」

牛窪さんは「マスク慣れにも注意」と話す。「口を開けずに話したくなるが、動きが見えない分、より滑舌を意識して」とアドバイス。笑うときはいつもより目を細めるなど、目の表情に意識を向けるのもコツという。

(砂山絵理子)

[NIKKEIプラス1 2020年7月18日付]

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