丸ごとトマトみそ汁 見て、食べてびっくりのおいしさ
まず驚くのは、見た目のインパクト。食べてみて、そのおいしさに二度びっくりのみそ汁です。
トマトは、うま味成分を豊富に含む野菜。箸でくずすと、酸味と甘味が全体に広がって、しみじみおいしく味わえます。
みそは加熱し続けると、香りがとび、粒子が沈んで口当たりも悪くなります。"煮えばな"、つまり汁が煮立つ前に火を止めるのが、香りゆたかに仕上げるコツです。
できたてはもちろん、冷やして食べても美味。食欲が落ちてしまいがちなこれからの季節にうれしい一品です。
・トマト(150gくらいのサイズ)2個
・だし400ml
・みそ20g
・シソの葉2枚
・ミョウガ1個
作り方(調理時間15分)
(1)トマトは、包丁の刃先でへたをくり抜き、反対側に切り目を1本、小さく入れる。熱湯に入れ、全体がつかるように上下を返す。すぐに冷水にとり、切り目から皮をむく。
(2)シソは軸を除き、縦半分に切ってから細切りに、ミョウガは小口切りにする。合わせて水にさらし、水気をきる。
(3)トマト2個がちょうど入るくらいの小さめの鍋にだしを温め、トマトをへた側を下にして入れる。煮立ったらアクをとり、弱火で約5分煮る(ふたはしない)。
(4)だしを少量、小さめのボウルにとり、みそをとく。鍋に戻し入れる。
(5)わんによそい、(2)をのせる。
ひとくちメモ
吸い口 シソとミョウガが、夏らしくさわやか。汁ものの仕上げにのせる「吸い口」は、香りを添えて味を引き立て、彩りや季節感も加えます。
(ベターホームのお料理教室=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2020年6月20日付]
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