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昼はお茶、夜はビールで楽しむ台湾食文化 大阪・梅田

日経MJ

台湾の茶葉をサイホンでいれてくれる(大阪市)
台湾の茶葉をサイホンでいれてくれる(大阪市)

大阪有数の繁華街・梅田で営業する「JIATE(ジャテ)×永福茶堂」は本格的な台湾茶を楽しめる店舗として女性客らの人気を集めている。台湾から取り寄せた茶葉をフルーツティーなど様々な方法で楽しめるのが特徴。2019年11月の開業から約半年後の6月中旬には店名を変える予定で、アルコールの提供も開始する。

ジャテは、台湾に8店舗を展開するティースタンド。日本国内では現在、大阪・梅田の商業施設「リンクスウメダ」の1階にある店舗のみが営業している。

台湾では安くて手軽な外食文化が根付いており、多くの人が気軽に屋台の飲食店を利用する。高井勇樹店長代理は「日本でも本格的な台湾の料理や文化を気軽に親しんでほしい」と話す。

一番の人気商品は鶏の胸肉を丸ごと油で揚げ、特製の調味料をかけた台湾屋台の人気料理「鶏排(ジーパイ)」だ。レギュラーサイズは1個600円(税込み)でテークアウトもできる。黒コショウ味が人気だ。手からはみ出るほどボリュームがあるが「1人で食べきる女性も多い」という。

ジーパイの他にも朝食として親しまれている豆乳スープや台湾式のおしるこなど料理やスイーツも提供する。台湾人のスタッフが味を確認し試行錯誤を重ね、本場の味を追求した。

本格的なお茶も楽しめる。台湾中部の高山・阿里山などお茶の名産地から茶葉を取り寄せ、約10種類を提供する。お薦めのお茶は、廻香(フェイシャン)という紅茶で、Sサイズが380円。

台湾では日常生活の中にお茶を飲む文化が根付いており、「好みの飲み方で台湾のお茶に親しんでほしい」(高井さん)と提供方法も様々だ。

サイホンで煎れた手だて茶はお茶本来の味が感じられる。お茶の種類によりお湯の温度や蒸らす時間を変えて茶葉が持つそれぞれの特長を生かしている。年配客中心に注文が多い

自家製のフルーツソースと生の果物を切って入れたフルーツティーは20~30代の女性から支持を得る。夏場に向けて「健康的で肌に優しくおいしい」という声も多い。果物と茶葉の相性を考えて作っており、紅茶とリンゴと洋ナシを合わせた商品が1番人気だ。

タピオカミルクティーは女子学生の注文が多い。お茶の種類も好みに合わせて選べる。気に入ると数回目の注文でタピオカ抜きミルクティーを頼む客も出てくるという。

新型コロナウイルス感染拡大前は1日300人ほどが利用し、大半が女性だった。6月中旬から「永福酒●(くちへんに巴)(ジョーバー)」に店名を変え、アルコールの提供も始める。

料理の数も40種類ほどに増やすほか、「台湾ビール」や果物の果汁を加えたフルーツビールの提供も始める。午後11時まで営業し、仕事終わりのサラリーマンなど男性客の取り込みも狙う。コロナで現地には行けないが、昼はお茶、夜はビールで台湾の文化を感じるのもいいかもしれない。

(高崎雄太郎)

[日経MJ 2020年6月10日付]

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