NIKKEIプラス1

座りながらの体操の後は、あおむけ(仰臥(ぎょうが)位)のストレッチで全身を大きくほぐす。まずは(5)胸開き深呼吸。両腕を伸ばして開き、力を抜いてゆったりとした呼吸を繰り返す。徐々に大胸筋や呼吸筋が伸ばされ、肋骨が解放されていくのを感じよう。続いて、両腕を真上に伸ばし手のひらを合わせて(6)横隔膜を刺激。合わせた腕を5秒程度かけて、頭上へ伸ばして戻す(5回程度)。腕の動きと呼吸によって横隔膜が上下するのを感じるように心がける。


さらに、(7)X型背伸びと脱力を繰り返してみよう。ローマ字のX字を描くように両腕、両脚を外に向けて伸ばす。5秒程度伸ばしたら「ストン」と脱力。5回繰り返す。さらに(8)両膝倒し。ゆっくり左右に倒してみる。座りすぎで腰に負担がかかりがちな人にもお勧めしたい。

最後は(9)腹式呼吸でリラックス。全身の力を意識的に抜き、目を閉じて呼吸に集中する。大きく息を吸いながら下腹部を膨らませ、はきながらへこませる。就寝前や午後の休憩時間などに行うと集中できて効果が高まる。

在宅勤務を実りあるものにするためには心と身体の声を聴く余裕が大切。今こそ、しっかりメンテナンスしたい。

(早稲田大学スポーツ科学学術院 荒木邦子)

[NIKKEIプラス1 2020年5月30日付]

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