果実酢を作って梅雨撃退 爽やか酸味、紅茶にも合う

NIKKEIプラス1

果肉は取り出し ジャム作る手も

氷砂糖が溶けるまでの1~2週間は冷暗所で保存する。砂糖が溶けたら果物を取り出し、冷蔵庫に保管する。1年程度保存できるが、香りが爽やかなままの最初の3カ月で使い切るのがおすすめだ。

取り出した果肉は早めに使おう。かなり酸っぱいが、果実酢を薄めた飲み物に浮かべたり、刻んでヨーグルトに混ぜたりしてもいい。砂糖を加え、電子レンジで加熱してジャムにする使い道もある。

出来上がった果実酢の活用法で最も一般的なのは、水割りやソーダ割りだ。5倍程度に薄めるとのどごしもすっきりの飲み物になる。牛乳や豆乳で割ってもおいしい。甘さ控えめの果実酢なら、市販のジュースに比べて低カロリーな飲み物になる。「果物の香りを感じられると、甘みが強くなくても十分な満足感が得られる」とひろのさんは話す。

さらに紅茶に加える楽しみ方もある。「スプーン1~2杯の果実酢でフルーティーな香りが広がる。かんきつやベリー系、りんごの果実酢が紅茶に合う」(ひろのさん)

酢が健康によいことは広く知られている。毎日大さじ1杯(約15ml)の食酢を継続的に摂取することで、肥満ぎみの人の内臓脂肪の減少や、高血圧、血糖値上昇の緩和などにつながるという。「果実酢の原液に換算すると、だいたい大さじ2杯半を飲めば食酢15mlを摂取したことになる」(前田さん)

料理にもどんどん使いたい。オリーブ油や塩と混ぜ合わせれば、果物の香りが生きたドレッシングになる。しょうゆと合わせたタレは酢のものにぴったりだ。甘酢あんかけや酢豚、魚介のマリネなどを作るときの調味料としても活用できる。かんきつ系の果実酢はニンジンを千切りにしたサラダ、ラペに最適だ。

おいしく健康的な果実酢を手作りすれば、じめじめとした梅雨時でも体と気分がすっきりしそうだ。

(ライター 土井 ゆう子)

[NIKKEIプラス1 2020年5月23日付]

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