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絶景と漁港直送の鮮魚 三浦海岸のビーチエンドカフェ

日経MJ

席からは真っ青な海が見渡せる(神奈川県三浦市)
席からは真っ青な海が見渡せる(神奈川県三浦市)

神奈川県の三浦海岸沿いに4月下旬、全110席のカフェレストラン「Beachend cafe(ビーチエンドカフェ)」(神奈川県三浦市)が開業した。目の前に広がる海を眺めながら、地元で採れた三浦野菜や、海の幸を味わえる。飲食業界で地産地消やスローフードが定着してきたなか、その土地でしか体験できない“絶景”も味わってもらうことで地域の魅力を伝えようとしている。

三浦半島の東側に位置する三浦海岸は東京湾を望み、晴れた日には房総半島を眺めることもできる。都心からも電車で1時間半ほどと、日帰りで足を伸ばすこともできる好立地。だが、葉山など西側エリアに比べてにぎわいが少ない。

「三浦半島には自然と豊富な食材があるということを発信して、地域全体を盛り上げていく店にしたい」と話すのはオーナーの宮浦準氏。レストランやカフェを展開するバルニバービで10年ほど働いたのち、同社の独立支援制度を利用してビーチエンドカフェを開いた。

バルニバービの独立支援制度を活用して、宮浦氏が代表を務めるmーfolksなど4社が個性的な飲食店を営業している。バルニバービも個店主義を掲げており、独立したオーナーの経営を支援する。

店舗は2階建てで、築40年の空き家を改装した。オーストラリア最東端にある小さな街、バイロンベイをイメージしたという内装はシンプルでおしゃれな空間だ。1階には22席のテラス席も付く。三浦海岸の南端に位置するロケーションのため、店内とテラス席からは真っ青な海が見渡せる。

メニューには地元で採れる魚介と野菜を使用するなど、地産地消にこだわる。温暖な気候に育まれた三浦野菜やマグロ、サバ、キンメダイなど海の幸など地場の食材を生かす。

宮浦氏が特におすすめするのは、「三崎漁港からの鮮魚のブイヤベース」(税別3600円)。タイやスズキ、地ダコなど三浦沿岸でとれる海の幸をふんだんに使った。

神奈川県横須賀市に養鶏所をかまえる養鶏家、岩沢ポートリーから仕入れる濃厚な黄身が特徴の「姫様のたまご」を使ったメニューも一押しという。「岩沢さんの姫様玉子 ポルチーニソース」(同350円)や「姫様のたまごのプリン」(同500円)などをそろえる。地域の食材をつかった土産品などの物販販売も計画する。

新型コロナウイルスの感染予防策として当面の間、モーニングは営業を停止。ランチとディナーも時短で営業している。入店も客席数の3割程度に収まるよう制限している。外出自粛の影響で夏頃までは客足・売り上げともに厳しさが見込まれるなか、従来から検討してきた新メニューや物販などで地域密着の営業継続を目指している。

(堀沢里奈)

[日経MJ 2020年5月20日付]

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