ヒップをストレスフリーに グンゼ「BODY WILD」

日経MJ

ファッション性と機能性を打ち出したパンツがずらりと並ぶ(大阪・難波の直営店)
ファッション性と機能性を打ち出したパンツがずらりと並ぶ(大阪・難波の直営店)

下着メーカーのグンゼが展開する男性下着ブランド「BODY WILD(ボディワイルド)」がストレスフリー下着で好調だ。1998年に当時珍しかったボクサーブリーフで始まった同ブランドは18年、男性下着では珍しい腰ゴムのないパンツ「AIRZ(エアーズ)」を発売。発売から約1年半で130万枚(出荷ベース)を超えるヒット商品に育った。




白を基調とした店舗の一角にはボディワイルドのパンツがずらりと並ぶ。コンセプトは「かっこよくて気持ちいい」だ。同ブランドの始まりは98年。主力だった肌着ブランド「YG(ワイジー)」が誕生から30年近くが経過し、顧客も年齢を重ねる中で20代に支持されるブランドが必要だった。そこで立ち上がったのがボディワイルドだ。ファッション性と快適さを追求し、時代の変化と縫製技術の革新に合わせ進化してきた。

篠原涼子のCM起用で注目

海外では「カルバン・クライン」などでボクサーブリーフが人気だったが、日本ではトランクスが主流で珍しかった。98年に発売したのは綿100%のボクサーブリーフだ。販売店に自前の什器(じゅうき)を持ち込み、パンツをはいたトルソーを設置。ボディワイルドの商品イメージと世界観を訴求した。

「男性下着にも関わらずイメージキャラクターには女優の篠原涼子さんを起用したことで注目を集めた」(インナーウエア事業本部の武安秀俊マネージャー)。100万枚売れたら大ヒットという中、初年度で362万枚(出荷ベース)を売り上げた。

2000年代に入ると赤など派手な色や大きなロゴが入ったファッション性の高い商品を発売。自社工場で編み機の技術が飛躍的に向上し、08年には立体的な形を保ちながら股下以外の縫い目をなくした成形ボクサー「3D―B(スリーディービー)」を発売。ウエストの大きなブランドロゴが目をひくデザインで人気に火が付いた。10年には原宿にボディワイルドブランドに特化した店を出し、100色のボクサーパンツや、京都の宮津工場の職人がその場で縫うカスタマイズパンツで若年層への認知拡大を図った。

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