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原宿駅ナカに猿田彦珈琲 駅員とコラボして新メニュー

日経MJ

ハンドドリップの味を再現できるマシンを投入した
ハンドドリップの味を再現できるマシンを投入した

高級コーヒーチェーンの猿田彦珈琲(東京・渋谷)はJR山手線原宿駅(東京・渋谷)の駅舎内に、東京23区内の店舗としては最大の店舗を開業した。JR原宿駅の駅長や駅員と共同開発したコーヒーを提供するとともに、限定のマグカップなども用意。観光客の利用も多い原宿駅に出店し、ブランド力の向上を狙う。

3月21日、JR原宿駅の新駅舎2階に「猿田彦珈琲 The Bridge 原宿駅店」が登場した。線路をまたいでかかる神宮橋と五輪橋に由来して、店名に「The Bridge」と入れた。同名の高価格帯の珈琲のシリーズも併せて開発、同店で提供する。

コーヒー豆をウイスキー用のたるで熟成させた「バレルエイジドコーヒー」を販売。焙煎(ばいせん)前の豆をたるで寝かせることでウイスキー特有のほのかな木の香りを持たせ、風味を豊かにした。

原宿駅の駅長や駅員が開発に携わった「原宿ブレンド」(税別540円)もあるほか、豆も販売している。パッケージには木造の旧駅舎を描いてある。同じ模様のマグカップ(同3600円)などのグッズも併せて販売する。かばんブランド「ポーター」と開発した畳むとコーヒー豆の形になるかばんも取り扱う。

猿田彦珈琲の平均客単価は600~700円だが、原宿駅店は価格帯の高い商品を多く取りそろえていることもあり、想定客単価は1000円弱を見込んでいる。

猿田彦珈琲の大塚朝之社長は、「原宿駅は毎日駅を利用する人以外にも、観光客などで訪れる人が多い。高価格帯コーヒーを紹介する店舗として発信していきたい」と意気込む。

店内は畳風の座面の座席や、しっくいの塗り壁風のカウンターなど和の雰囲気にこだわった。原宿近辺を訪れるインバウンド(訪日外国人)も意識した。窓からはJRの線路が見下ろせる。

猿田彦珈琲は現在国内外に約20店を展開する。2019年には三菱商事からの出資を受けて、海外展開を加速。現在進出している台湾に加えて、タイへの展開を検討している。

これまで都内の駅近くの店舗はテークアウトが中心の小規模な店舗が多かったが、都心の乗降客数の多い駅にあえて大型店を出すことで、ブランド認知を高めていく考えだ。

(友部温)

[日経MJ 2020年4月1日付]

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