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奥歯のダメージ放置しない 頭痛・肩こりの要因に

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食べ物をかみ砕くなど何かと力のかかる奥歯。40~50代になると虫歯などダメージが目立つようになる。かみ合わせにも関わり放置すると頭痛・肩こりなど広範囲に影響する。勤続疲労には適切なケアが必要だ。

奥歯は大臼歯と呼ばれ、食べ物をかみ砕いたり臼のようにすり潰したりする。前歯に比べ一本一本にかかる力は大きい。また、歯ブラシが届きにくいため手入れがおろそかになりがちだ。免疫力などが弱くなる40~50代となると虫歯や歯周病など奥歯のトラブルが目立つようになる。

厚生労働省の2016年歯科疾患実態調査によると、50代では6割程度が虫歯などで歯を失った経験があり、前歯より奥歯の方が目立つ。「長年酷使して勤続疲労が起きている」と指摘するのは、ヒロ歯科クリニック(東京・足立)の佐藤浩史院長だ。勤続疲労が、虫歯や歯周病につながる。

勤続疲労の一つは、長年そしゃくを繰り返してきた負担で、歯根にひびが入ったり折れたりするなどダメージを受けやすくなることだ。また、そしゃくの積み重ねに加齢も加わって歯茎が下がり根元周辺がむき出しになる。いずれも虫歯になりやくなる。

さらに、かつて治療した歯の治療痕も影響するようになる。中高年になれば奥歯の詰め物やクラウン(かぶせ歯)を施すなどの治療をしている人も多い。時間の経過とともに、歯と治療で使った金属の隙間から虫歯になりやすくなる。また、これらの治療のたびに歯は大幅に削られてしまう。天野歯科医院(東京・千代田)の天野聖志院長は「歯を削ると一般に歯の寿命は短くなる」と指摘。虫歯が再発するリスクも高くなる。

こうした歯の勤続疲労のケアを怠ると、虫歯が進行したり、その結果、抜歯を余儀なくされたりする。奥歯が抜けたまま放置していると、かみ合わせにも大きく影響してくる。「横の歯が抜けた歯の方に傾いたり、上の歯が下に伸びたりして、かみ合わせのバランスが大幅に崩れてしまう」(佐藤氏)という。人間の歯は上下の歯すべてがしっかりかみ合っていることが理想。だが、かみ合わせがずれると、歯以外にも様々な不調をもたらすことになる。

代表的なのが頭痛と肩こりだ。そしゃくしたりかみしめたりするために口や顎の周辺には、いろいろな筋肉がある。かみ合わせのバランスが崩れてくると、そうした筋肉は過度の働きを強いられるようになる。

 上顎から頭部につながる側頭筋に負担がかかり過ぎれば頭痛がおこる。下顎から肩周りにある咬筋や僧帽筋がこわばると、肩こりにつながる。天野氏は「奥歯のトラブルは奥歯だけにとどまる問題ではない」と、注意を促す。

勤続疲労のケアには、虫歯予防を意識した歯磨きが欠かせない。食後30分以内の歯磨きや、歯と歯の隙間を磨くなどを心がける。それでも抜歯を余儀なくされた場合、周囲で働き続ける歯にも影響してくるので、そのまま放置しないようにする。

虫歯や抜歯後の対策については、新たな治療法も登場している。例えばブリッジ。抜いた歯の両脇の歯を支えとして人工の歯を橋のようにかけるもので、かつては金属製が多かった。最近は自然なかみ合わせが得られるように樹脂製のものも出回るようになった。「金属製より歯を削る量は少なくてすむ」(天野氏)メリットがある。また、虫歯だけを除去する薬剤も登場。歯をなるべく削らないことで、寿命をできる限り伸ばす治療法が広まっている。

奥歯の状態をしっかり良好に保つことは、QOL(生活の質)に直結する。信頼できる歯科医を見つけて早めに対策することが肝要だ。

(ライター 大谷新)

[NIKKEIプラス1 2020年3月14日付]

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