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花粉が原因の皮膚炎に注意 冬の乾燥が春の肌荒れ招く

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NIKKEI STYLE

冬場の乾燥でダメージを受けた肌に、花粉という刺激が加わると、目のまわりなどに赤みやかゆみが現れることがある。花粉が引き起こす皮膚炎だ。発症の仕組みを知り、春に向けて万全の対策をとりたい。

今年も花粉の飛散量が増える季節がやってきた。花粉症の症状といえば、目のかゆみや鼻炎が一般的だ。一方、花粉が原因で肌に炎症が生じる人もいることが近年知られるようになってきた。花粉の飛散時期だけに発症する肌荒れだ。これも花粉症の一症状という見方がある。

こうした皮膚炎は、赤い発疹ができ、皮膚にかゆみを伴うことが多い。浅井皮膚科クリニック(横浜市保土ケ谷区)院長の浅井俊弥氏によると、鼻水やくしゃみなど花粉症の症状がない人でも、「肌に炎症が出る人がいる」。

花粉による皮膚炎は、肌のバリア機能の低下によって起こる。肌には本来、外部からの刺激をブロックするバリア機能が備わっている。この機能が正常に働くためには、肌内部の水分が十分に保たれていることが必要だ。ところが春先の肌には、冬の間の冷たく乾いた外気や室内の暖房による乾燥ダメージが蓄積している。肌内部の水分が減ってバリア機能が低下し、外的刺激に敏感になっている。そんな肌に花粉が付着すると、アレルギー反応が出て肌荒れを引き起こす場合がある。

「特に出やすいのは目のまわり。皮膚が薄く、バリア機能が最も弱い部位だから」と東邦大学医療センター大橋病院(東京・目黒)皮膚科客員教授の向井秀樹氏は話す。

花粉による皮膚炎は女性に多い。バリア機能を低下させるのは、乾燥という季節要因だけではないためだ。化粧も関係する。「化粧を落とす際に、ごしごしこすったり洗浄力の強いクレンジング剤を使ったりして、バリア機能を壊してしまうことがある」(浅井氏)。化粧落としの刺激が皮膚炎の発症につながる。

 また、アトピー性皮膚炎の人も花粉によって皮膚炎を発症しやすい。「もともと乾燥肌でバリア機能が弱っているので、花粉の飛散時期は要注意」と向井氏は自衛を促す。

アレルギー反応によって肌にかゆみが起こると、ついかいてしまいたくなる。かくとバリア機能がさらに低下し、炎症が悪化してかゆみが慢性化するという悪循環に陥る。症状が出たら早めに皮膚科を受診し、かゆみと炎症を抑える薬を処方してもらおう。

生活習慣を見直すことも肝要だ。浅井氏は「化粧は優しく落とす。こすらなければ落ちないクレンジング剤は控える。しっかり保湿し乾燥を防いで」と助言する。目元はデリケートな部分にもかかわらず、アイラインやマスカラなど落としにくい化粧をすることが多いので、特に注意が必要だ。肌をいたわり、バリア機能を低下させないことを日常的に心がけたい。

「そもそも、できるだけ花粉が肌に付かないようにすべきだ」と向井氏は言う。外出時はマスクや花粉対策メガネを着用する。レンズの周りに深いフードが付いて花粉の侵入を防ぐメガネは100円均一ショップでも売られている。「肌や髪に噴霧すると花粉の付着を防げる花粉ブロックスプレーも有効」(向井氏)だ。対策グッズは年々進化しており、大いに活用したい。

また、帰宅したら玄関先で衣類に付着した花粉をブラシなどでよく落としてから家に入ることを習慣にしよう。「すぐ洗顔する、頭からシャワーを浴びるなどし、顔や髪から花粉を速やかに洗い流すことも大切」(浅井氏)

さらに衣類を室内干しする、空気清浄機で室内に入り込んだ花粉を除去することも望ましい。対策を万全にして飛散時期を乗り切ろう。

(ライター 松田亜希子)

[NIKKEIプラス1 2020年2月29日付]

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