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米国駐在時代も帰国してからも家族が心の支えだった(写真左から2人目)

米国駐在時代も帰国してからも家族が心の支えだった(写真左から2人目)

■2000年、米国法人から本社の経営企画部へ異動する。

米国駐在も7年がたち、本社に戻りました。「e戦略推進室長」として、EC(電子商取引)事業の立ち上げを任されたのです。当時、米アマゾン・ドット・コムのオンライン書店が勢いを増し、これからはECの時代だという空気が強くありました。当社のデジタルカメラを中心に、ECに力を入れようとしたのです。中心メンバーは私を含む3人です。

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やってみると、すぐ壁にぶち当たりました。社内の業務プロセスや情報システムがあまりに時代遅れだったのです。販売や会計に使う基幹業務システムは、大型のホストコンピューターを使い部門ごとに手作り。とてもECに対応できる代物ではありませんでした。海外事業が大きくなっていく中で、サプライチェーン管理などにも対応しにくくなっていました。

「ECどころではありません。業務プロセスの改革が必要です」。上層部にそう訴えました。会社は経営の合理化を進めていた時期でしたので「やってくれ」という返事でした。情報システム部門から20人ほどを集めて「経営システム部」を立ち上げました。全社挙げての業務改革プロジェクトは初の試みです。

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