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もう悩まない今日の献立 日付で固定、好物リスト作成

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NIKKEI STYLE

「毎回、家族で食べるメニューに悩む」「同じようなメニューで飽きてきた」「マンネリ化を何とかしたい」という声をよく聞く。

そこで今回は、メニューの組み立て方について提案したい。

迷わないために、まずはお決まりメニューで固定するのがおすすめだ。例えば、海上自衛隊は曜日感覚をつけるため、帝国海軍の時代から金曜日はカレーと決まっているという。

考える手間を省くため、栄養を考えてなど諸説あるが、京都のある商家では毎月1日には小豆ご飯、8のつく日はあらめ(海藻)と揚げの煮物、月末はおからのいりものだった、と文献にある。

残った食材使い冷蔵庫内を整理

これをヒントに、第1日曜日は景気づけの焼き肉、給料日前は冷蔵庫の在庫整理で何でも入れて焼くお好み焼き、などと決めるとよい。我が家は冷蔵庫で中途半端に残った食材を使い切るため、定番のキャベツや豚バラ以外に漬物やちりめんじゃこなど、様々な食材をお好み焼きに入れる。こうした在庫整理メニューがいくつかあると便利だ。おそらく京都の商家のおからのいりものも、残った食材を混ぜて作ったのだろう。

家族の好物を書き出してリストにするのも有効だ。例えば、3人家族で5つずつなら15食分のメニューが出る。「また食べたい」や「おいしかった」でいい。我が家では小学校低学年の頃から子どもが自分で書き足し、「おいしかった」「また食べたい」、それが好物になるという流れができた。

このリストを基に今日のメニューを決めるメリットは、ハズレがないこと。家族の誰かは間違いなく喜んでくれる。これは作り手にもうれしい。頭を悩ませずとも喜んでもらえるのは楽だ。

メニューの構造を考えてみるのもよい。料理は「食材×調理法×味付け」の組み合わせ。例えばニンジンとタマネギ、ジャガイモをしょうゆ、砂糖、酒で下味を付けた肉と一緒に焼くと和風の甘辛い焼き料理に。同じ食材を煮ると肉じゃがに。さらにコンソメをベースにすればポトフに。何かを固定してほかを動かすとメニューも幅が生まれる。

手軽さから焼き物、いため物が頻発するときもある。その際、魚焼きグリルに入れて使えるグリルパンが便利だ。グリルの温度がオーブンよりも早く高くなるため調理時間は短くてすむ。焼いている間に副菜や味噌汁が作れる。

レシピ情報集め すぐ作るように

困ったときにサッと出せるメニューを決めておくのも便利。我が家では洋風ちくわ煮がそうだった。アニメで紹介されたメニューをアレンジしたもので、作り方は簡単だ。ちくわとキャベツ、タマネギをコンソメで煮るだけ。溶き卵を入れてフワフワにすることもある。とりあえず野菜がたっぷり。ちくわは生食できるので短時間で調理できる。

ほかにも冷凍グラタンや温かいそうめんなどを困ったときのメニューにしていたが、結局、このちくわ煮が手軽で安く作れるので多用した。

テレビや雑誌、新聞などのレシピ情報へのアンテナを常にONにしておくと食卓に新味を出しやすくなる。料理研究家の平野レミさんの「アボカドあっちっチーズ」はテレビで見て試して以来、我が家の定番になった。フライパンにアボカドとチーズをのせて焼き、ケチャップなどをつけて食べる。ポイントはすぐ作ること。「いつか作ろう」と思っていると、どんどん新しいレシピが出てくるからだ。

家族に食べたいメニューを聞いて返ってくる「何でもいいよ」の返事に怒る一方で、「今日は自分の好きな料理にしたら?」と返されて答えに困ってしまう人もいるだろう。だから、自分の食べたい物リストを作るのも一案だ。どうしようもなく困っているなら食材や宅配調理セットのサービスを使うのもあり。初回に無料で試せる会社も多い。もし継続するのなら、色々と試してからがおすすめだ。

とはいえ、家庭で繰り返し作るメニューは侮れない。年に何度か訪れる家族の誕生日や記念日、祝い事などでリクエストされるメニューがある程度、決まっているという家庭があるだろう。こう考えると、我が家の味やおふくろの味は繰り返すことで定まってくる。日々の繰り返しの「え~、またこれ?」が、後からふり返ると我が家の味になるかもしれない。

(家事ジャーナリスト 山田 亮)

[NIKKEIプラス1 2020年2月8日付]

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