ひどい冷え症は甲状腺を疑って 機能低下で乾燥肌にも

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写真はイメージ=(c) PaylessImages -123RF
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冷え症がひどい、肌がカサカサする――。冬によくあることと思われがちだが、甲状腺の機能低下かもしれない。新陳代謝を促す器官だけに、放置すれば全身に関わる。適切に対処して、健康を保ちたい。

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にある臓器で、食物などに含まれるヨウ素(ヨード)を原料として甲状腺ホルモンを作る。人間の新陳代謝をつかさどるホルモンであり、昭和大学横浜市北部病院(横浜市都筑区)甲状腺センター長の福成信博氏によると、「甲状腺は元気の源を作り出している臓器」。その働きが落ちるのが甲状腺機能低下症だ。

甲状腺ホルモンの最も重要な働きは体温を維持すること。甲状腺の機能低下でホルモンが不足すると冬の寒さに弱くなる。他の家族にとって適温のリビングでも一人だけ毛布にくるまったり、保温下着を重ね着したりする患者も多い。夏場ではエアコンの冷風をつらく感じる。

倦怠(けんたい)感やメンタル面の症状である意欲の低下も高い頻度で発生する。40~50代の女性では更年期うつ病と誤診されることも多いという。また、便秘、皮膚の乾燥(カサカサ肌)、脱毛、むくみなどの症状が起こる。血中コレステロール値に異常が表れることもある。

甲状腺機能低下症は健康診断の血液検査から可能性を指摘されることもある。人間ドックで甲状腺検査を受けた人の4%に見られ、比較的かかりやすい病気だ。男性より女性に多く特に中高年の女性で目立つ。

人間ドックやかかりつけ医で行われる甲状腺検査では、血液中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)と、甲状腺ホルモンの量を調べる。TSHは脳下垂体が甲状腺に指令を出す際に分泌するホルモン。甲状腺の働きが落ちると、脳下垂体から「働け、働け」とばかりにTSHが分泌される。

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