ブリの粕汁 脂の乗った寒ブリで、体が芯から温まる
今回は脂の乗った寒ブリで、身体が芯から温まる粕汁を作ります。
ブリは、煮る前に熱湯に通すことがポイント。表面が白くなるので「霜降り」といいます。生ぐささやぬめりがとり除ける上、熱で表面が固まり、うま味を逃さない効果も。また、酒粕はとけにくいので、熱湯につけておくと扱いやすくなります。ひと手間かかりますが、ぜひ行ってみてください。(1)でおく時間は調理時間に含みません。
・ブリの切り身2切れ(約160グラム)
・塩小さじ1
・ダイコン100グラム
・ニンジン50グラム
・ゴボウ30グラム
・シイタケ2枚
・セリ50グラム
・カツオだし汁400ミリリットル
・酒粕(かす)40グラム
・みそ大さじ1
・しょうゆ大さじ1/2
作り方(調理時間30分)
(1)ブリは一口大に切り、分量の塩をふって15分ほど置く。鍋に湯を沸かしブリを入れ、表面が白くなったら引き上げる。
(2)酒粕はちぎって熱湯50ミリリットル(材料外)につけてやわらかくする。
(3)ダイコン、ニンジンはいちょう切り、ゴボウは斜め切りにする。シイタケは4つに切る。セリはざく切りにする。
(4)鍋にだし汁、ダイコン、ニンジンゴボウを入れて7~8分煮る。やわらかくなったらシイタケ、ブリ、酒粕を加えて2~3分煮る。
(5)セリ、しょうゆを加え、みそをとき入れ、ひと煮立ちさせる。味をみて、塩少々(材料外)でととのえる。
ひとくちメモ
ブリ 身にハリとつやがあり、血合いの色が黒ずんでいないものを選びます。寒ブリは、照り焼き、塩焼き、あら煮などにしてもおいしい。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2020年2月1日付]
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