寒い季節の肩こりに1分間体操 仕事中でも血行を促進

NIKKEIプラス1

肩こりの自覚がある場合にお勧めなのが、仕事の合間でもできるケア。3ステップで1分間でできる。まずは(5)片手伸ばし。両方の手のひらを胸に向けてから片腕ずつ交互に上に伸ばす。次に、両腕を胸の前で水平方向に押し合う(6)両手押し。続いて(7)片手突き上げ。(6)の状態から手首から斜め上に勢いよく突き上げるのがポイントだ。

いずれも10回繰り返す。(5)(6)は足腰を使いダイナミックかつリズミカルに行う。痛みのない範囲で動かすだけでも、全身の血流が促進でき効果がある。終了後は腕の動きを再度確認。軽くなっていればこりの解消につながる。

自宅などで余裕があれば、予防運動も試そう。まずは(8)胸郭(きょうかく)ほぐし。手を肩に添えて肘で大きな丸を描くように前後に回してみる。その際、腕だけを回すのではなく、肋骨で囲まれた部分の胸郭を連動させるように柔らかく動かす。続いて、(9)肩甲骨ほぐし。片手を肩に添えて、後ろから前、前から後ろに肘で弧を描くようにして肩甲骨を動かす。肩甲骨を意識してゆっくり丁寧に行うのがポイントとなる。

長期間、肩こりの症状が続く場合、ヘルニアなど、頸椎(けいつい)の変化による神経圧迫の可能性もあるので受診した方がいい。普段の身体の状態を振り返ることも大切だ。何より、短時間で簡単な動作でもいいから定期的に身体を大きく動かすことが重要。これで寒い時期の肩こりを予防しよう。

(早稲田大学スポーツ科学学術院 荒木邦子)

[NIKKEIプラス1 2020年2月1日付]

ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント
注目記事
ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント