鶏肉とユリ根の中華粥 コメの芯までふっくら、温まる
冬野菜のひとつ、ユリ根。きんとんにしておせちに入れたり茶碗(わん)蒸しの具にしたりと、和食に使われることが多いですが、今回は鶏ささみと一緒に中華粥(がゆ)に仕立てました。
土鍋で作るお粥がおいしいのは、熱伝導率が低く、ゆっくりと温まるため。米が水分を吸う速さと温度が上がるバランスが良く、芯までふっくらとしたお粥ができあがります。
(1)でおく時間は調理時間に含みません。
・米75グラム(米用カップ1/2)
・水800ミリリットル
・鶏ささみ1本(60グラム)
・塩・酒各少々
・鶏ガラスープの素大さじ1/2
・ユリ根50グラム
・ショウガ小1かけ(5グラム)
・万能ネギ1本
作り方(調理時間60分)
(1)米はといで水気をきり、土鍋に入れる。分量の水を入れ、約30分おく。
(2)ささみは筋をとる。塩と酒をふり、約5分おく。
(3)ユリ根は1片ずつはがし、よく洗う。ショウガは皮をこそげ、せん切りにする。
(4)万能ネギは小口切りにする。
(5)(1)の土鍋にささみと鶏ガラスープの素を加え、ふたをして中火で10分ほど煮る。煮立ったら弱火にし、吹きこぼれないよう、ふたを少しずらし、さらに30分煮る。ときどき、ふたを開けて混ぜる。
(6)米がやわらかくなったらささみをとり出す。細かく裂き、戻し入れる。(3)を加え、約5分煮る。塩少々(材料外)で味をととのえ、器によそう。ネギを散らす。
ひとくちメモ
ユリ根 白くハリがあり、かたくしまったものを選びます。はがすときは、根元に包丁で切りこみを入れ、1片ずつていねいにはがします。
(ベターホームのお料理教室=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2020年1月11日付]
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