鶏だんごのスープ煮 中華風の味わい、身体もぽかぽか
温かいスープがしみじみとおいしい季節です。今回は、鶏ひき肉で作ったつみれを中華風のスープに仕立てました。
肉だねは、手早くかつしっかりと混ぜましょう。味がなじみ、加熱のときに形がくずれにくくなります。
ふんわりとした仕上がりは、つなぎの卵と片栗粉のおかげです。
多めに作っておいて、寒い日の朝食にも。身体がぽかぽかと温まります。また鶏だんごは、鍋ものの具としても定番ですね。淡泊な味でいろいろなだしに合うので、ぜひ作り方をマスターしてください。
・鶏ひき肉150グラム
・A[ネギ(みじん切り)・ショウガ(すりおろし)各10グラム、卵1/2個、塩小さじ1/6、片栗粉大さじ1 1/2]
・ハクサイ300グラム
・B[水500ミリリットル、酒50ミリリットル、鶏ガラスープの素小さじ1]
・味つきザーサイ15グラム
・しょうゆ小さじ1
・塩少々
作り方(調理時間25分)
(1)ボウルに鶏ひき肉とAを入れ、ねばりが出るまでよく混ぜる。
(2)ハクサイは7センチ角くらいのざく切りに、ザーサイは細切りにする。
(3)鍋にBを煮立てる。水でぬらした大きめのスプーンで(1)をすくい、別のスプーンで形を整えて鍋の中に落とす。全部で8個作る。
(4)煮立ったらアクをとり、(3)の表面が固まったらハクサイを入れる。ふたをして、中火で7~8分蒸し煮にする。
(5)しょうゆ、ザーサイを加えて1~2分煮る。塩で味をととのえる。
ひとくちメモ
つみれとつくね つみれは「摘み入れる」が変化した言葉で、ひき肉や魚のすり身の生地を手やスプーンで摘みとってゆでたもの。一方つくねは「つくねる(こねて丸める)」が語源で、生地を手でこねて丸めたものです。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2019年11月2日付]
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